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野菜市場価格予測【2022年11月】

野菜の2022年11月の月間平均単価を気象データをもとに予測します。品目は「ブロッコリー」,「レタス」・「キャベツ」・「ほうれんそう」・「なす」・「きゅうり」です。

※1 過去(10月まで実績)と将来(11月の予報)の気象データを使用して機械的予測を行います。

※2 予測する価格は農林水産省の発表する青果物卸売市場調査の主要卸売市場計の価格です。小売価格とは異なります。

※3 予測するのは月平均値です。

※10月下旬の実績集計結果は公開日現在では出ていません。

①ブロッコリー

11月平均単価予測値:293円/kg
10月の実績は予測値からかなり高値側に乖離しました。9月~10月にかけてかなり価格が高騰しています。9月の主力産地である北海道は台風を除いて雨量がかなり少なく、影響が出ているものと思います。
11月以降は産地が西日本に移ってきます。この先はこちらの気象条件が関わってきます。

②レタス

11月平均単価予測値:153円/kg
9月~10月は予測値よりも高値で推移しました。9月中旬で大きく上がっていますが、台風11号や14号による先読み相場や実際の現場での影響があったものとおもいます。

③キャベツ

11月平均予測単価:72円/kg
10月はほぼ予測値近辺での推移です。同じ露地メインのブロッコリーやレタスでは台風の影響による上昇がありましたが、キャベツはほぼありませんでした。

④ほうれんそう

11月平均予測単価:440円/kg
8月~10月の上昇は過去に経験が無いほどのものであり、過去値に基づく予測手法では再現できませんでした。10月中旬以降は予測値に近い実績となっています。

⑤なす

11月平均予測単価:384円/kg
10月の実績と予測は大きく離れてしまいました。これも台風の影響でしょうか。

⑥きゅうり

11月平均予測単価:353円/kg
なすと同様に予測値よりも実績値の方が大きく上となりました。


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