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『鎌倉殿の13人』が楽しみです。

※「ほぼ日の學校 Advent Calendar 2021」12日目です。

来年の大河ドラマは、『鎌倉殿の13人』ですよ。
Twitterの公式アカウントをフォローしているので、Twitterのタイムラインに配役が流れてくるんですが、このキャストで、おもしろくならないわけがないです!

このキャストでおもしろくなかったら、もう三谷幸喜さんが悪いだろうと思ってしまう(キャストも三谷さん決めてることも多いでしょうけど)。

本当にタイムラインに流れてくるキャストが面白い。
そんなキャストで、三谷幸喜さんは、来年の大河ドラマをどうおもしろくしてくれるのか?

仮に、おもしろくない脚本だとわかっていても、もう見ることは決めてるんですけど、やっぱり期待して見たい、そして期待を超えてほしい!

三谷さんの考えに触れておいて損はないだろうと、この授業を見ることにしました。

「おもしろいってなんだろうを、しつこく。」
三谷幸喜 (脚本家)

日本を代表する劇作家が「おもしろい」と思うことって、
どんなことなんだろう。もともとどういうものごとを「お
もしろい」と思って、いまの三谷さんになったのか。いま
「おもしろい」ドラマってなんですかとか、しつこく話す。

幼少期、三谷さんが好きだったアメリカのドラマや映画の話から始まります。子どもの頃、何をおもしろいと感じて見ていたのか、少しずつ語ってくれます。

糸井さんの質問に、スルスルと言葉が出てくるのは、当たり前ですが、やはり、普段から「なんでおもしろいんだろう?」を何度も重ねているからでしょう。

私も、100回以上見た映画があったりしますけど、そこまで「なぜ?」を突き詰めたことはありません。谷川俊太郎さんなど、他の授業やクリエイターさんの言葉を聞くと、やはり自分の「好き」がはっきりしている。そして、好きの分析があります。自分の好きな作品をもう一度見てみようと思いますよね。だって、子どもの頃に好きだったドラマや映画を、今も、好きとわかる表情で話せるんですから。

三谷さんが好きな群像劇の話が続きます。

三谷さんの作品は、脇役が活躍してしまう。主人公以外に特徴ある、何か他の人にない得意があるキャラクターが主人公そっちのけで活躍するそうです。『鎌倉殿の13人』でも、あのキャストたちが、活躍しちゃうわけですね! 楽しみですよ、これは。

他にも、三谷さんの作品を特徴づけるシーンの話もありました。三谷さんの作品は、移動(例えば、カットされやすい廊下のシーン)が多いと。2004年の大河ドラマだった『新選組!』でも、江戸から京への移動がすごく長かったそうです。いわゆる道行(みちゆき)のシーンですよね。事実の情報は少ないですが、歌舞伎などでも、感情を表現するのに使われます。どうしても歴史におもしろさを感じていると、間延びするシーンになりそうですけど、三谷さんはそこをちゃんと描くんですね。喜びや悲しみ、怒りを抱えて、移動する登場人物たちを見たくなりました。

この授業で、脇役が活躍することが確定とわかっただけで十分です。『鎌倉殿の13人』、間違いなくおもしろくなりそうですね。楽しみになってきました。


あと、おもしろさを探求する三谷さんがおススメする作品の話もありました。

あれがおもしろかったですね
『チェルノブイリ』
あれはいままで観てきたドラマの中で
ベスト1とは言わないにしても
3本の指に入る
テレビドラマというジャンルを超えて
僕が観てきたあらゆる文化の中で
トップ3に入るぐらいおもしろかった

『チェルノブイリ』、これ見ないといけませんね。「できれば全部いっぺんに観た方がいい」とおっしゃっていたので、時間取って見てみます。5時間くらいか… どっかで見よう。必ず見よう。



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