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個人情報は漏れている、そして、漏れてることを忘れずに。

情報セキュリティ会社の調査で、個人情報の流出規模、流出規模は世界で27億件、日本関連(「.jp」が付くアドレス)が2000万件。 

個人情報流出すると?

「個人情報が流出すると大変だ!」

よく言われる。ニュースでもよく見かける。見かけ過ぎて軽いニュースかと感じてしまうくらいだ。

会社でも言われる。
・会社の信用を失う
・多額の賠償金が発生する

それはわかる。
で、個人としては何に困るの?
まず思いつくのは、クレジットカード情報。

これは使われると大変だ!

ん? ほんとに?
カードを紛失したことがあるが、すぐ止めれるし、再発行もしてくれる。
怪しい取引がある場合、ちゃんと連絡もくれる。
(もちろん、利用されてしまって、支払いをしなくてはならないこともある)

ダイレクトメール等の営業メールが増える?
→うん。メールはフィルタリングしちゃうからいいよ。

SNSに個人情報(名前、住所、電話番号)がさらされる。
→確かに気持ち悪いけど、SNSを仕事で利用していて、すでに多くがさらされている。それに有名人でもない限り、自宅に来るやつなんかいないよ。

で、本当のところ何が困るの?

「個人情報 漏洩」というキーワードで検索しても、どういうことが原因で流出が起きるのか、会社の不利益についての記事は手厚いが、個人が決定的に困る場面の詳細や対応は、あまり検索結果に出てこない。 

私が考えたように高を括っている人が多いんではないだろうか?

実際に困るのは、今でないだけだ。

流出をすれば、いつでもその情報を何かの情報と紐づけられる、利用される危険性を抱えている。あるとき、流出した情報がいいように使われる。

・なりすまされて自分のIDが別の人生を送っているかもしれない。
・流出した個人情報が別のIDにひも付けられ犯罪に手を貸しているかもしれない。
・自分の子どもが犯罪に巻き込まれるかもしれない。

『スマホを落としただけなのに』という映画も最近ありましたね。

個人情報が漏れ、操られることがどんなにおそろしいか。
という示唆はあると思う・・観てないけど。

どうすればいいんだろう?

流出件数を見ると、もう流出する前提で生活を送るべきではないかと感じる。Facebookなど嗜好も含めた生活情報は、投稿の共有範囲を意識して、不特定多数に参照されたくない場合は「友達」までに制限する。

昔の友人が「知り合いかも」と表示され、付き合いが復活するという恩恵もある。
今日、知り合った人が、実は高校の後輩とつながっていることがわかって奇縁が目に見える、なんて楽しみもある。

恩恵や楽しみと、登録情報が不特定多数の人に知られることで起きること、その両方があることを生活の中で意識して、ときどき家庭や職場で話題にする必要あるだろう。

個人情報は漏れている(かもしれない)、ということを忘れずに。

おまけ

まぁ、個人情報って簡単に使いましたけど、人により定義(使い方)がまちまちみたい。こういったことに敏感になるために、啓蒙が遅れていると警鐘を鳴らす方々の意見にも、もっと耳を傾ける必要がありそうだ。


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