ちゃんと味付けされた料理がおいしいとわかったから、定番料理を覚えたい
普段の週末は、私が主に食事を作ることが多いですが、昨日の日曜は、お付き合いをしている彼女に晩ご飯を作ってもらいました。
本人は辛すぎたかも、と言っていましたが、すごくおいしくいただきました。食べきれなかった分は、今日のお弁当にも入れさせてもらいました。
昼にお弁当を食べながら、ちゃんと味付けをした料理っておいしいなぁ、と考えていました。
普段、一人の生活で自炊をしていると、どうしても面倒さが勝って、調理工程が少ないもの、調味料が少ない料理を選びがちになります。塩、胡椒で済むならそれで済ませたいし、最後はしょうゆを回し入れるだけで、終わりにしたい。でも、ちゃんと味付けが必要な料理、ずっと前から存在している料理は、その食材をおいしく食べるために、工夫が重ねられてきたわけです。
具材を入れるタイミング、必要なタイミングで具材を投入するための下ごしらえ、味を調えるためのいくつもの調味料、調味料を入れるタイミングがあって、その過程が試行錯誤されてきて、今の料理になっているわけです。
きっと、本当に昔からある料理なら、多少、食材が痛んでようと、あまり生育がよくなく、おいしくない状態であっても、それをカバーできる味付けになってるのだと思います。産地の畑で取れたばかりの野菜じゃなければ、野菜をかじるだけで「うまいっ!」とは、なかなかならないでしょう。
もちろん、気軽な料理が悪いわけではなく、十分おいしいこともあります。でも、各家庭に入って、10年20年を経た料理、さらにもっと昔から家庭料理として存在している料理は、ちゃんと味付けすれば、絶対においしいはずです。
もちろん、定番料理を食べたいけれど、毎回手間をかけるのが大変だから、世にクックドゥはあるわけです。こないだスーパーの店頭にクックドゥがなくて、レシピを見ながら青椒肉絲を作りましたが…、息子は残してしまう始末。あんなに好きなのに青椒肉絲…(油がちょっと多かったみたい)。
こういうクックドゥの商品になるような料理は、おいしく作る工程がわかっているから商品化もできるし、おいしさの再現が難しくても、食材をおいしく食べる絶対的な方法だから、メーカーもがんばって商品化しようとも思うのでしょう。
肉じゃがなどの煮物、照り焼きなどの焼き物、生姜焼きなどの炒め物、…
自炊に飽きないように変化をつけたくて、変わった料理を作ったり、普段見ない食材を使いがちでしたが、間違いなく、食材をおいしく食べる方法が定番料理というものであるならば、もう定番料理を覚えたほうがいいだろうなぁ。きっと普段の食事が楽しく、そしておいしくなります。
でも、青椒肉絲はもう、必ずクックドゥにします。息子が自分で「好き」だと言っていた料理を作って全部食べてもらえないと、お父さんは、数日落ち込んでしまいます。しばらく私に「青椒肉絲が食べたい」とは言わないでしょうけど、次、スーパーで見かけたら、買いだめしておこうと思います。