見出し画像

鹿児島の夜が素晴らしかった

仕事で鹿児島に来ている。

最初、鹿児島市内に入って驚いたのは、街の大きさだ。市電も走っているせいか、通りの幅が広い。それに負けないくらい両脇の建物も大きい。

記憶にある鹿児島は、中三の時の修学旅行だけで、開聞岳や桜島といった自然の風景ばかりだ。よくある地方都市くらいと思っていたが、とんでもない。広く大きな街のいたるところに活気が感じられる。立ち並ぶビルも整っている。

鹿児島市の人口の60万人と言えば、千葉県の船橋市、埼玉県の川口市、東京都だと八王子市くらい。23区で言えば、杉並区、板橋区くらいの人口になる。

でも街の活気は、全国にある政令指定都市よりも、あるように感じる。他の都市を悪く言うつもりはないが、政令指定都市といっても、一部地域に繫華街が集中しすぎていたり、市の中心部からちょっと離れると、いきなりさびれた感を出す都市もある。鹿児島は、中心部に立ち並ぶビルも整っていて、街中の活気が、広い地域にあふれている印象を持った。

もちろん、現時点では、店舗や人間がどの時間帯に、どのくらいの範囲で集中しているかを調べていないので、他の都市とそんなに違っていないかもしれないし、たまたま過ごした時間に人の移動が多かっただけかもしれない。でも広い通りと整ったビルたち、都市の人間が歩く姿を見て、素敵な街だなーという印象を持った。

個人的には、夜が素晴らしかった。繫華街は、新宿歌舞伎町のように雑然とした感じでもいるわけでなく、割と、きれいに飲み屋や食べ物屋が並ぶ。何より食べ物がおいしい。毎週、違う店に通っても死ぬまでに食べつくせないだろう。

友人がいるからということもあるが、おいしいものにあふれる鹿児島に毎週でも来たいと思ってしまった。もっと鹿児島で仕事できないかなー。歴史ある企業も多い。ただ歴史があるというだけでなく、幕末から明治にかけて、全国に先駆けて始まった企業もある。全国にインフラや文明が広がる中で作られたわけじゃないので、独自の考えを持った企業もあって、企業ホームページの「歴史」「沿革」を見るだけでも興味深い企業もいくつかあった。

遠いという印象はあるけれど、羽田空港から鹿児島空港までの飛行時間は2時間くらい。飛行機だけを予約しようとすると、片道4万円くらいするケースもあるが、宿泊ありの旅行プランで予約すれば、往復の飛行機代プラス宿泊費で、3万円切るプランも結構あった。

鹿児島には、桜島や開聞岳といった大自然ではなく、きれいで、力強い強い街の魅力があった。また来よう。そして、今日は、昼の鹿児島を楽しんで東京に戻ろう。


いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。