歌会記:炎天下で食べそこなったアイスをどう詠むか
二か月に一度ほど伺う歌会。昨日、行ってまいりました。
歌会に持っていく歌は、詠みたいシーンだけれど、うまく表現できないようなものが多い。参加者に年上の女性が多いので、評をしやすいように、性的なもの、極端に最近の流行りに寄せたものは持っていかない。
日々の暮らし、家族のこと、自然現象から持っていくことが多い。
歌会の運営に送るタイミングでは、今以上、うまく表現できないものを持っていくので、評をいただく時、「状況がわからない」「意味がわからない」といった厳しめの評をいただくことが多くて、いたたまれない気分になることも多い。
でも、そういうことも承知の上で、いい歌にしたいものを持っていく。
もっと時間があったり、見直すタイミングが途中にあったり、推敲するぞ、と思って眺めれば、自分一人でも、いいものにできる可能性もあるのだけれど、詠草を歌会の運営に送る直前には、これ以上どうしようもない。
今回、歌会に送った詠草はこちら。
今回は、結構、評判がよかった。歌会では初めて、ポジティブなご意見をたくさんいただいた気がする。
・「棒アイス」が出てくるので、アイスが外れ、の箇所、アタリ/ハズレをイメージしてしまう →「アイスは落ちて」?
・ここの「2分」は漢数字の「二分」じゃなくて正解
・アイスが3回出てくる。アイスを惜しむ感じがあって、これもうまくいってる
・「ただの」より「たった」のほうがいい?
・2分って時間は結構ある気がする。いっそ音の数が合う「2秒」「5秒」ではどうか?
ちょっと直してみたが、どうだろう?
5秒で溶けるか? というのは残るけれど、2分長くない? と思う人が多ければ、5秒のほうがおもしろいかもしれない。
いいコメントをたくさんいただいたらいただいたで、どう修正していいか悩むもの。気に入ったら、推敲したものを歌会の詠草に送ってみようかな。
※過去の歌会記
いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。