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会報誌に掲載された歌(2020年5月号)

会報誌に短歌を投稿している。送り先は、入会一年目向けの誌面。
10首まで投稿できて、採用は5首前後の人が多い。7首採用されてる方もいる。歌はその歌が選ばれる「選」もフィードバックの一つ。何が選ばれて、何が選ばれなかったか、その基準を自分で考えることで歌を見直すことができる。手書きの投稿という面倒さも受け入れて、毎月送っている。

今回は、2/20締切の投稿分。5首採用。
(前月4月は掲載がなかった。それは1月に病んでいたので、投稿する元気がなかったため)

若葉集に採用された歌(記載順)

ビルたちは遠近法を崩さずにずっと向こうの点に向かって
目の前の視界が急に広くなる仕事が掃けてコーヒー、一杯
気鬱には歩くといいよと言われたの 会社帰りに一里七町
閉店の時間を気にし駆け足で店に飛び込みビール一杯
ターミナル駅のトイレも夜になり居並ぶオヤジがゆらゆら揺れる

選ばれた歌をみて感じたこと

正直、選ばれる理由がわからない。
送った歌は、結句まで変化のない歌が多い。他に比べて、少しでも独自の目線があり、イメージしやすい歌という理由がありそうだけど、どうすれば独自の目線が生まれ、イメージしやすくなるか、よくわからない。
選ばれた理由がほんとわからない……

投稿した歌

(日付は詠んだ日、太字は採用、矢印は投稿時に推敲したもの)

12/26木
舌の裏大きく広い白い点何がこいつを育てたのだろう
1/3金
ビルたちは遠近法を崩さずにずっと向こうの点に向かって
1/10金
目の前の視界が急に広くなる仕事が掃けてコーヒー、一杯
1/16木
気鬱には歩くといいよと言われたの 会社帰りに一里七町
1/20月
孤独な夜、古人に倣い空見上げ星と語らう 晴れでよかった
1/23木
江戸の人健脚だったと聞き及び我も倣って今日は2万歩
1/25土
調理室カレーを食ってたわいない話などする土曜の朝に
1/28火
酒控え午前すっきり過ごしても酒欲してかヤサグレが来る
1/29水
閉店の時間を気にし駆け足で店に飛び込みビール一杯
1/30木
ターミナル駅のトイレも夜になり居並ぶオヤジがゆらゆら揺れる

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。