見出し画像

会報誌に掲載の歌(11月号)

短歌の会報誌に歌を投稿している。送り先は、入会一年目向けの誌面。
10首まで送ることができて、採用は5首前後。多い人は7首採用されてる方もいる。8/20締切分。

今回は、5首掲載されていた。

歌はその歌が選ばれる「選」もフィードバックの一つ。何が選ばれて、何が選ばれなかったか、その基準を自分で考えることで歌を見直すことができる。手書きの投稿という面倒さも受け入れて、毎月送っている。

以下、前回掲載の記事。

若葉集に採用された歌(記載順)

疲れ勝ち「遊ぼう」という子の言葉幾度も遮る雨の一日
スイカバーただ一つ持ちレジの前「Suicaで」と言い頬赤らめる
トボトボと歩く小学生がおり我が子の未来重ね苦しく
自分でもびっくりするようなため息は暑さ逃れてビル着いたから
階段の矢印を見ず降りるひと頑なに矢印見て登るひと

選ばれた歌をみて感じたこと

採用されていない歌は、ありきたりな場面が多いかな。
そして、自分ではよく情景を表したつもりでも、そうなっていないものが多い。
やっぱり、自分の頭の中でイメージできているものが危険だ。イメージできていると感じる歌を選ぶときは、投稿時に推敲しよう。

投稿した歌

(日付は詠んだ日、太字は採用、矢印は投稿時に推敲したもの)

7/14日
疲れ勝ち「遊ぼう」という子の言葉幾度も断わる雨の一日
疲れ勝ち「遊ぼう」という子の言葉幾度も遮る雨の一日
7/17水
スイカバーただ一つ持ちレジの前「Suicaで」と言い頬赤らめる
7/22月
20年母校の建物鮮やかに苦しさ悔しさもっと鮮やか
→二十年母校の建物鮮やかに苦しさ悔しさもっと鮮やか
7/24水
アイス買う食べてる途中滴って気温の高さ手の甲で知る
7/27土
釣り堀で早々と竿手放して餌を撒いては息子手づかみ
7/29月
トボトボと歩く小学生がおり我が子の未来重ね苦しく
8/2金
自分でもびっくりするようなため息は暑さ逃れてビル着いたから
暑い日は「ガリガリ君」しか受け付けぬ冷たい雫のどを伝って
8/3土
暑くして蒸したる喉の奥曇り冷まし救うは「ガリガリ君」のみ
→暑くして蒸したる喉のくぐもりを救うのはただ「ガリガリ君」のみ
8/14水
階段の矢印を見ず降りる人頑なに矢印見て登る人
階段の矢印を見ず降りるひと頑なに矢印見て登るひと

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。