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酒との付き合い方を変えていこうか

久々に懇親会的な飲み会に行ってきた。

途中から寝ていたので、朝はいつもより遅かったが、二日酔いにもならず、普通の週末だ。

酒が強くないのに、手の動きだけは飲める人と同じ動きをしてしまうので、体調次第で、すぐにつぶれてしまう。ジョッキを持てば、自動的に口元にジョッキを運び、ジョッキが勝手にどんどん傾いていく。飲みっぷりがいいように見えるかもしれないが、あれは、手が勝手にやっていて、口が開いているだけで、喉の奥は、飲めない人とあまり変わらない。食事、特に炭水化物を摂るとすぐ眠くなるし、飲む日の前の2、3日、あまりいい睡眠が取れていないと、飲んで早々に寝てしまう(睡眠時無呼吸症候群なので、酸欠状態が続く日がある)。

うまく睡眠が取れて、食事をコントロールできれば、寝ずに飲み続けられる日もあるけれど、最初の何杯かは気持ちよく飲んでも、その後ちゃんと気持ち悪くなる。

今のような飲み方をするようになったのは、大学の時からだ。
(要するに飲みだした時からずっと変わらない)

大学の時、柔道経験もないのに柔道部に入ってしまった。
柔道部の飲み会は、昔の体育会系の飲み会を想像してもらえれば、だいたいハズれてないと思う。つぶれてもいいので(ほんとはつぶれちゃいけないのだけれど)、注がれた酒はその場で杯を空けるような飲み方をしていた。

先輩の席に行く
先輩のグラスにビールを注ぐ
先輩が飲み干す
返杯をいただく
グイっと飲み干す。

それをひたすらに繰り返す。

一気を求められれば、コールが終わるまで飲む。
(そこまで飲めないから、途中で逃げ出すわけだけれど)

この頃から、ほどほどに、自分のペースで飲むということができない。飲めば楽しくなるほうなので、できればずっと飲んでいたいのだけれど、ペースが守れないので、寝ちゃうか、気持ち悪くなるか、どっちかだ。

酒は嫌いではない。家でもほぼ毎日飲む。

これを書いている今、土曜の昼も飲んでいる。

ただストレスのはけ口のようにして飲んで酒量が増えれば、その後の血液検査では、ちゃんと肝臓の数値は悪くなる。
(前職のある時期、ストロング系を飲めるだけ飲んで、毎日つぶれていたこともある)

気持ち悪くさえならなければ、ほんとはずーーっと、酒を飲みながら過ごしてもいいのだけれど。

人生には酒が必要と思って生きてきた。

夜中に酒を飲みながら、気が置けない仲間と肩を組んで歌うのは楽しい。

志がある友とは、酒を飲みながら、志を語りたい。
何なら、
「同年同月同日に生まれることを得ずとも、同年同月同日に死せん事を願わん。」
とか言いたい。

気分よく、口当たりのよい酒を飲みながら、人のうちの壁に李白の詩でも書きつけたい。

でも、今考える、一番酒が欲しい場面は、ずっと未来にある。

8歳の息子が大人になって、居酒屋で息子と二人、息子の仕事の話を聞きながら酒を飲むのだ。20歳になったばかりでは、きっと飲み慣れてないだろう。飲み慣れた30歳ちょっと手前に、酒に飲まれず志を語る、やりたいことに向かってがんばっている息子と飲みたい。

まぁ、キラキラしてなくてもいい。がんばってなくてもいい。愚痴を言うタイプとは友だちにはなりたくないけど、もし息子がそうだったら、そこは我慢しよう。


20年後、こちらはもう70歳手前だ。その頃まで酒を飲んでいられるように、少し自分に合う飲み方を探ってみよう。

息子が酒が飲めるタイプだといいなぁ。今はそう思うけど、まぁ飲まないタイプならそれはそれで。

将来、うまい酒を飲むために、今、少し飲み方を考えてみようかな。

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。