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異動して一カ月、仕事と自分にかける時間のバランスを見直したい

9月の部署異動から、日々のタスクが山積み状態。期限付きの仕事は何とかこなしているが、それ以外の仕事は日々、大皿に盛られていく感覚だ。

しかし、どんなに仕事が忙しかろうと、自分がこれまでやってきたこと、趣味ともスキル向上とも区別がつかない日常のタスクは続けたい。

そうはいっても、楽しくやっているそんなアレコレにメスを入れなくてはいけない時が来てしまった。

ずっと楽しんでいた読書や短歌も、今では義務感を伴ったタスクとしての圧を感じている。仕事と違い、こちらはすでに今までのようには回っていない。

毎日、「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」と決めて読書しているが、その日のうちに読み終わらず、翌日の昼休みに前日に読むと決めた本を読んでいる日もある。一日一首ペースと決めた短歌を詠むことは、そもそももっと前からサボりがち。短歌になりそうなメモを一日一回書きつけて、月に一度、三十一音にすることで精一杯だったが、最近は、二日に一回、あるいは三日に一回、三日分のできごとや、感じたことを書きつけるようになってきている。テレビの録画はたまる一方。美術館にも行けてない。二月に一度、半休を取得して参加していた歌会も、しばらくは出れなそうだ(新たに設定された大事な定例ミーティングと重なってしまったので)。


今は、仕事に一番注力をしたい。そうなると、何かを削らないといけない。仕事の効率云々を言い出すのは、仕事の全体と細かい部分が見える、もうちょっと先のことになるだろう。


時間を確保して、詰め込めばいいわけじゃない。睡眠時間がないとパフォーマンスが落ちるし、一日ずっと、同じ活動量で動けるわけじゃない。体力の総量的な話だけじゃなく、人には守らなくては続かないリズムを持っている。メジャーリーガーの大谷さんだって、一日中打席に立っていたら、さすがに成果を出し続けられない。愛犬のデコピンと遊ぶ時間も必要だ。

では、何から削ろう?

ここで、家庭のことを削ると、前の失敗と同じ轍を踏むことは間違いない。と思いつつ、削りやすいところなので、先週、先々週は、妻に泣きを入れて、私がご飯を作る日を減らしてもらったが、いつまでもこれでいいわけがない。

一日で使う時間を見ると、短歌の一日一首、「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」読書、毎日公開のnoteあたりが負担が大きそうだ。

短歌は、費やしている時間より、気分的な負担が強い。時間にして、一日5分程度、月にまとめて2時間、3時間使う程度で、日々のタスクはこれ以上軽減しにくい。

読書は最近がんばり過ぎていて、一日2時間くらいかけて読む日もある。もっと短い物語や評論を選んでもいいかもしれない。

週に二回程度のオンラインのマーケティング勉強会もあるが、これは今後の仕事に直結するし、受講してみると、その効果の大きさに気づいたのでやめれない。削れない。

あとはテレビの録画と録画消化を減らそうか。流行ってるもの、流行りそうなものは、仕事がらどういう理由で流行っているのか、ウォッチしていたいけれど、それがテレビばかりである必要はない。

noteは、書き出して公開するまでに短くても1時間。長くかかる日は2時間書くこともある。少しでも読まれたいと思って、ノウハウ、ハウツー要素を入れたくなるが、そもそも専門外であったり、蓄積のないノウハウやハウツーなんて、毎日、ひねり出せるわけもない。結局、ノウハウ・ハウツー要素を入れることができても、当たり障りのないこと、大人なら誰でも知ってることに、ChatGPTからちょっと補足してもらうのが精一杯。そんなnoteは、私も読者も喜ばない。要素を盛り込めたという私の満足感がちょっと上がるだけだ。

だったら、もっと小さいことでもいい、自分で観察したこと、自分だけの思考を盛り込んだほうがいい。最初は誰にも響かなくても、他にない情報や価値を作るための作業は今後役に立つかもしれない。最終的には何か大きな蓄積につながるはずだ。

タスクを削る以外にも懸念がある。

忙しさで心身の調子を崩していないか? 気分的に余裕があるか? ということだ。

これまた、大谷さんと比べるのはおこがましいが、大谷さんは調子を崩す前、自分のフォームやボールの感触から不調の兆候をとらえるそうだ。私だって超一流の仕事人ではないものの、不調を見つけ体調を整えないと、一気に仕事のパフォーマンスが落ちてしまうだろう。

大谷さんは、調整を恐れない。劣化をこそ恐れても、変えることをいとわない。何か手を入れて行かないといけないだろう。

以前は、メンタルがぼろぼろだった時期も長く、定期的にメンテナンスをしていた。大きめの取り組みとしては、座禅を組んだり、箱庭を作ったり、EMDRしたり、もっと直接的にカウンセリングに通うこともあった。

ここ二年ほどは調子がよかったせいもあって、あえて心と体を整えるためのアクションを行っていない。日々、仕事以外にやっていることが、調子を整える役に立ってくれていたと思う。

noteに書いて考えを吐き出すことで気持ちが整い、短歌で自分の状況を客観視し、詩や物語を日々摂取することがそのまま心の養分になっていたと感じる。

日々の習慣が、心身を整えてくれていたのは間違いがないが、今は単なるタスクとして生活と気持ちを圧迫している。減らし過ぎないようにしながらも調整していこう。

とりあえず、

・読書の時間を短くするため、お手軽な本、ボリュームの少ない読み物にシフトする(1-2時間→0.5h程度)

・noteを書く時間を短くする。ちょっとした観察や意見を投稿する形に変える(1.5-2h → 0.5h)

あたりから着手してみよう。

少しは時間に余裕が生まれればいいと思う。完全に削ってしまうのではなく、小さな形で続けることで心のバランスを保ち、仕事と仕事以外のタスクの両立を目指したい。


いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。