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今月もひとり歌会(令和二年文月)

一ヶ月も終わると、毎日詠んだ歌を整理する「ひとり歌会」。
ひとりで詠んだ歌。
誰からもフィードバックなく、ひとりで仕事や生活をふりかえる。
いつか誰かの目にとまるような歌を詠めるといいんだけど。

近況

だいたい毎週末、息子と会っている。
息子に「お父さんが作ったものを食べたい」と言われ、料理をふるまった。
モリモリご飯を食べてくれたことが嬉しかった。
銭湯に置いてある漫画を読む姿を見て、はぁ、小一だと、もう普通にマンガが読めるのね、と感心した(『進撃の巨人』というのが、ちょっと…)。
「お父さん、キャンプに行こうと思うんだ」と言えば「俺も行きたい」と言ってくれ、先々の楽しみも息子はくれる。

息子は息子で大変なことがあるようだ。
週末は、それを忘れる時間を作っていこうと思う。仕事は相変わらず、不調。こっちが元気じゃないと息子に頼ってもらえなくから要注意。

今月の歌(今回は、7月後半の半月分:19首)

7/16木
歌集より「作歌のヒント」に喰らいつく 手軽にうまくなりたいものよ
→歌集より「作歌のヒント」に喰らいつく 手軽にうまくなりたいものよ
(「塔」短歌会8/20締切投稿分)
7/17金
原稿が直せぬままに数時間 給与に入る罪悪感よ
(「塔」短歌会8/20締切投稿分)
7/18土
本当は二口で食む卵焼き 一口で食い口が幸せ
→本当は二口で食む卵焼き一口で食い口が幸せ
(「塔」短歌会8/20締切投稿分)
7/19日
「お父さんが作ったものが食べたい」と言われドギマギ 一杯煽る
7/20月
TVにはスパイスカレーを作る人 我も試して塩入れ忘れ
(「塔」短歌会8/20締切投稿分)
7/21火
仕事でのもやもやの中泳いでるクジでも当てねば掻く手止めれず
(「塔」短歌会8/20締切投稿分)
7/22水
曇り空窓から入る明るさで判断をする今日も出かけず
(「塔」短歌会8/20締切投稿分)
7/23木
腕の傷 半年前を思い出す 子は失えど 離れてよかった
7/24金
ルネサンスから見たローマ目の前にブルータス説くアントニー焚く
(「塔」短歌会8/20締切投稿分)
7/25土
ドアを開け見上げれば小雨頬叩く 止むようであり降りそうであり
→ドアを開け見上げれば小雨頬叩く止むようであり降りそうであり
(「塔」短歌会8/20締切投稿分)
7/26日
「ぅんまっ」「んま」モリモリ食べる息子見て にんにくの力偉大と思う
子に言われコップに挿した緑の葉 一月半も生きててくれた

7/27月
落選の知らせを受けて打合せ 身が入らずに心は墓場
7/28火
たまに来る子の物が増え生活は灰色に赤加わっていく
7/29水
詠んだ歌半月ごとにふりかえる あとは仕事がうまくいったら
7/30木
喉渇きペットボトルに口つける そうだこの水二日前のだ
→喉渇きペットボトルに口つける そうだこの水二日前のだ
(「塔」短歌会8/20締切投稿分)
そろそろか歌会始に送る歌考える頃 梅雨明ける頃

7/31金
平日の在宅勤務のメンタルは頓服頼り眠気は悪魔
仕事では言い訳したいことばかり珈琲を飲む もう一杯飲む
(「塔」短歌会8/20締切投稿分)

歌について

歌に変化がなさすぎたので、もっと変化のある区切れを入れようと思ってたけど、すっかり忘れてた。句切れがある歌は意図して作っていない。歌の中で大きく変化をつけるため、2つの出来事を混ぜるとかしていこう。推敲もしないとね。

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。