春の食材で体を満たす(うるい、こごみ)
自分で調理するようになってよかったことは、食べたいと思った時に、自分でそれが用意できるということだ。誰かに頼む必要もないし、食べたいものを扱うレストランに行く必要もない。
スーパーに普段使わない食材が並んでいると、ワクワクする。実際には一年中出荷されているものでも、旬の食材は、その時期に普通のスーパーに出回る。その時期にしか見かけないのであれば、その時期に食べるしかない。夏には夏の、冬には冬の、冬至には冬至、正月には正月の食べ物を、時期を逃さず体に入れたい。
春はもちろん、春の食材をどうにかしたくなる。
先日、たけのこは、たけのこご飯にしてやった。
山ウドはパスタにした。なかなかいいレシピが見つからず、ChatGPTさんのサポートで、山ウドとハムのパスタができあがった。
まだ春の食材がスーパーに並んでいる間に、他にも春を体に入れたいと思った。今年は、桜の開花も満開の時期も早かったので、春の食材も早く終わってしまうかもしれない。で、スーパーで春の食材を物色して「うるい」と「こごみ」を買ってきた。
「ふきのとう」もそうだが、天ぷらにしたり、味噌で和えたり、酢味噌につけたり、だいたい春特有の食材の食べ方は決まっている。そんなに若い舌でも、若い胃でもないけれど、もうちょっと、もりもりと食べれるものはないだろうか。で、さんざんググった結果、「うるいと桜えびのパスタ」と「こごみのツナマヨ和え」を作ることにした。
今回は、レシピがあったので、ChatGPTさんに聞かずに済んだ。
ちょっと料理ができる人になったつもりで、両方を一遍に作ろうとして、うるいを入れるタイミングを間違った。こごみの量に対して、ツナマヨが多かったので、ほぼ、こごみのツナマヨ漬け、ツナマヨ(こごみ入り)、といった体になった。が、まぁよかった。香り、苦み、歯ごたえを通じて、やっと体を春で満たせたかもしれない。
もうスーパーには、ゴーヤやズッキーニといった夏に見かける野菜が並んでいる。また次の季節、季節固有の食材を体に取り込んで、梅雨に、そして夏に、備えようと思う。
いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。