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春のよすが 【短歌5首】

公園のベンチで君を待てという司令を受けて凪いでいる空

一匙の光を撒いたかのようにたなびく君のスプリングコート

桜には散るわけがあり僕たちは川面に落ちるわけを見ていた

あの角のカーブミラーのその先でタイムマシンが手招いている

秘密裏に安全弁は閉ざされて暮れゆく街で息ができない


 久々に休日1日を使って短歌と向き合ってみた。いい出来栄えではないかもしれないが、これが今の私の姿なのである。


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