おとおとの 初対面の話
中学生の時
僕は日本を代表するロックバンド『XJAPAN』の、特にYOSHIKIに心を奪われてしまい
20年以上たった今でも変わらず奪われ続けているいわば『心の借りパク状態』なのである。
そのロックスターYOSHIKIに初めて会った日の話。
2002年に東京国際フォーラムで開催された「XJAPAN FILM GIG~XJAPANの軌跡~」の2日目。
XJAPANは1997年末に解散をしてしまい、さらに翌年メンバーが亡くなってしまうという不幸もあり
永遠に再結成できないバンドとなっていました。
僕はXJAPANの熱狂的なファンでありながらコンサートもイベントも何一つ行ったことのない丘サーファーならぬ"丘エックスファン"として悶々としながら生きていました。
そんな高2のある日
XJAPANがフィルムコンサートという、大きな会場で大人数で大画面のコンサートの映像をみるというイベントを行うという。
メンバーの出演はなしなのでほんとにファンイベントって感じなのだが、公式グッズも販売するし耳鳴りするほど大きな音でエックスを聞くなんて
中学の時にちょっとグレたぽっちゃり友達本田くんの下手くそなギターソロを聴かされて以来だし、ましてや本田くんを1回とカウントしたくない。
ということで学校の友人を強引に誘い向かった東京国際フォーラム。
東京公演の二日目最後の曲。
曲はXJAPANの名曲「ENDLESS RAIN」
曲の終盤、ファンがYOSHIKIのピアノの映像に合わせてサビを延々と大合唱する。
そして曲がフェイドアウトして二時間ちょいのコンサートを締めくくる。
待て。
おかしいぞ。
曲が終わらない。
画面の映像が真っ暗になっているのに。ピアノの音が鳴りやまない。
するとその会場の大画面が上にスライドし始めて、その奥ではなんと本物のYOSHIKIがクリスタルピアノを弾いているのです。
ビッッッキーーーーーン!!!!!!笑
今回のテーマはビッキーンの話ではないがこの時も完全にビッキーンでしたのであえて。
4~5年ずっと想い追いかけ続けた人が同じ空間で同じ空気を吸っている。もうその感動で体中から鳥肌が立ち、おそらく映画「ヘルレイザー」のピンヘッドようになっていたでしょう。手足の末端がじんじんとする感覚はこの時以来人生で一度もありません。
その後XJAPANは音楽シーンにカムバックして、それから何度もコンサートに足を運んでいますが、その時の出来事を忘れたことは一度もなく僕の人生の宝物となっています。
以上。
おとおとの 『初対面のビッキーン話』でした笑
ビッキーン話流行らないかな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?