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【農業女子にインタビュー】祖父母の農業を継いだ玉ねぎ農家・由美子さんが感じる農業の魅力とは?

こんにちは!農GIRL×農LIFEプロジェクト事務局です。

農GIRL×農LIFEでは、全国の農業女子の皆さんと一緒に、農業のイメージ向上や魅力発信、コミュニティづくりに取り組んでいます!

『農業女子の魅力をもっともっと伝えたい!』という想いから、このnoteでは農業女子により密着したインタビューを配信中です。
前回の記事はコチラから↓↓↓

今回は兵庫県、淡路島でたまねぎを中心に作物を栽培している
ホリコファーム・新納由美子さん
にインタビュー。

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農家に生まれ、一度はアパレル業に携わっていたという由美子さん。
Uターンをして農業を継いだ理由や家族での玉ねぎづくりについて、お話を伺いました。

■農家×娘

Q.由美子さんは子どもの頃からご実家の農業をお手伝いされていたそうですが、お手伝いを始めたのは何歳ごろですか?

ーー3歳ごろです。両親は兼業農家ですが、幼少期から祖父母のところで暮らしていたので、もの心ついたときから、田んぼや畑に出て、野菜の収穫などのお手伝いをしていました。
小さい頃の私にとって田んぼは遊び場だったので、土をいじったり、虫を触ったり、自然と触れ合うことが大好きになりました。

Q.農業以外のお仕事に就いていた経験はありますか?

ーーあります!服やファッションが好きで、県外で3年ほどアパレル販売の仕事をしていました。
でも、都会に出たらこれまでの自分の生活とのギャップが凄くて!特にカルチャーショックを受けたのが、採れたての新鮮な野菜が食べられないことでした。スーパーに行って、野菜を買うときに「この見た目でこの値段!?」って、自分の今までの環境がとても贅沢なことに気づかされました。
やっぱり私は田舎暮らしが好きで、自然と土のある生活に戻りたいなという思いが強くなり、地元に戻って農業を再開しました。

Q.本格的に農業を継ごうと思ったきっかけはどんなことだったのですか?

ーー農業を継ごうと思ったきっかけは、祖父の体調が悪くなったことです
当時、私の姉は既に家を出ていて、家族の中で私しか農業を継ぐことができる人がいないという状況になった時に、じいちゃん、ばあちゃん達が頑張ってきた田んぼを無くすのは寂しいと思い、私が農業の跡を継ごうと決心しました。

■農業×家族

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Q.ホリコファームは何人で運営をしていますか?

ーー農繁期など、忙しい時にはお手伝いも入れていますが、基本的には主人と私の2人です
夫婦2人で重労働も助け合いをしながら、マイペースに作業をしています。

Q.旦那さんはもともと農業をされていた方ですか?

ーー違います!どちらかというと漁師町のほうの出身なんです。
私が農業を継ぐと決心した時には、まだ結婚をしていなくて、農業を一緒にしてくれるのを前提で結婚をしました!
もともと主人は体格が良くて、力仕事をしっかりこなせる人だったんですけど、農業を始めてからは玉ねぎ作りについての勉強なども積極的に取り組んでくれてありがたいです。

Q.家族で農業をやっていて良かったと思うことは?

ーー夫婦経営だからこそ、子供たちもみんなで一緒に笑顔で楽しく仕事ができることはいいことだなと思います。
私自身、子供の頃から田んぼが遊び場だったので、子供たちが土や草、自然に触れて遊んでくれる事がとても嬉しいです。

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家庭菜園の野菜植えなどは子供たちとどんなお野菜を植えたいか相談し、種まき、定植、収穫まで一緒にして、自分たちで料理をして美味しく食べています!
今年はきゅうりやナス、ミニカボチャ、色々な色の大根などを育てて収穫しました。
子供たちがお野菜作りの大変さや、食の大切さを自ら実感できるところがとても良いです!

Q.反対に、農業を始めて大変だと思ったことはありますか?

ーー天候に左右されるところが大変です。雨や台風前は時間や体力を普段の倍、ついやして作業を行わなければならないので体の疲労が一気に溜まります。
子育てでは、休みや時間が不定期、不規則なところが大変だと思いました。農繁期など忙しい時期はご飯の時間が遅くなったり、自分たちで家事をしてもらったりしているので、子供たちには少し大変な思いをさせてしまっています……。

Q.お子さんには農業を継いで欲しいという思いはありますか?

ーー特に農業を継いで欲しいという希望はないです。子供たちにはやりたいこと、やりたいものをやって欲しいなって思っています。
農業は年齢を重ねても続けられる仕事なので、もし、社会に出てから私のようにやっぱり農業をやってみたいということであれば、嬉しいですね。

■農業×由美子さん

Q.ホリコファームさんの事業内容について教えてください。

ーー玉ねぎを中心に、野菜の生産・販売を行っています。
農業以外では、青果屋さんや、農家さんのお野菜を一時冷蔵保管する、お野菜の冷蔵保管業務もしています。

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Q.ホリコファームさんが生産している玉ねぎには、どんな品種や特徴がありますか?

ーーメインでつくっているのは、中生(なかて)※「ターザン」という品種です。
淡路島では代表的な品種で、肉厚で柔らかく、加熱すると甘みが増します!
通念保管ができる品種なので、淡路島では5月下旬〜12月下旬にかけて出荷をしています。

※ 中生は「農作物などにおいて、早生(わせ)と晩生(おくて)の中間のもの」を指します。なお、早生は普通の品種よりも早く成熟するもので、晩生は普通の品種よりも遅く成熟するものを言います。

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あとは、早生(わせ)「七宝」という品種をつくっています。
七宝は期間限定の玉ねぎで、5月頃にしか味わえません!
みずみずしく、柔らかいのでサラダなどで生で食べるのが最適です。

Q.玉ねぎをつくる過程で特に大事にしていること、こだわっていることは?

ーー淡路島は三毛作できる温暖な気候です。
玉ねぎづくりでは、土作りが基本で、昔ながらの牛の堆肥で土壌を肥し、有機肥料・カルシウムを使用し収穫の際はツルが締まったら天日干しをして、しっかり完熟をさせてから収穫をしています!

Q.由美子さんオススメの玉ねぎの食べ方やレシピがあれば教えていただきたいです!

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ーーレンチン玉ねぎがオススメです。
玉ねぎの皮を剥いて、深く十字に切り込みを入れ、ラップをかけたらレンジで7~8分チン!
仕上げにポン酢やバターをかけたら完成です。
玉ねぎをまるまる一玉たべられてとても贅沢な美味しさです!
ドレッシングや出汁など、味つけのバリエーションも楽しめます。
忙しい主婦の方に簡単でオススメなレシピです!

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Q.ご自身が農業をしていてやりがいを感じる時はどんなときですか?

ーー玉ねぎは収穫まで半年以上かかり、収穫作業も大変です。自分の手で一玉ずつ大切にお客様にお届けしているので、お礼のメッセージやお料理の写真を頂いたりすることがとても嬉しくて頑張って玉ねぎを育ててよかったと実感します。

Q.ホリコファームさんの今後の目標はなんですか?

ーー目標はやはり妥協のない玉ねぎ作り!!
我が家の玉ねぎを『もう一度食べたい!!』と皆様に思っていただけるような最高の一玉を作り上げていきます。

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夫婦2人の少数経営で、玉ねぎの販売・出荷作業は全て由美子さんが行っているそう。日々、たくさんの玉ねぎを見極めてきたからこそ、ホリコファームさんからお届けされる玉ねぎは選び抜かれた逸品なのですね!
淡路島だけでなく、ネットでの販売も行われているので、是非チェックしてみてください。

◆ホリコファームさんの玉ねぎが買える場所◆
《実店舗》

・淡路島のスーパー・マルナカ
・イングランドの丘付近の直売所「美菜恋来屋」

《オンライン販売》
・ポケットマルシェ
https://poke-m.com/producers/47574

・楽天市場
https://www.rakuten.co.jp/horiko-farm/

・島のおすそわけ
https://minamiawaji-osusowake.hyogo.jp/▪%EF%B8%8F子供達も大好きあま〜い玉ちゃん▪%EF%B8%8F.html

・ふるさとチョイス(ふるさと納税)
https://www.furusato-tax.jp/search?q=ホリコファーム

Q.現在AWAJIプラチナ農業女子として活動をされていますが、他の農業女子の方との交流はありますか?

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ーーあります!今は新型コロナウイルスの影響で開催していませんが、マルシェなどで交流をしたりしています。
野菜作りのノウハウや、分からないことがあれば相談や共有をしたり、女性同士、子育ての相談などもしています。

Q.淡路島では若い農業女子の方は多いのでしょうか?

ーー淡路島は若手の農家さんが多い印象がありますね。
三毛作で1年中田んぼをフル活用できるので、若い方が移住、新規就農をして自給自足しやすい環境なんだと思います。
淡路島の農家さんは玉ねぎとレタス作りをしている方が多いです!

Q.ホリコファームさんのSNSは由美子さんが担当されているそうですが、魅力的なSNS発信のために大切にしていることはありますか?

ーー農業のありのままをお伝したいと思い、主に私の農作業風景をお届けしています。写真や映像を通してさらに農業の楽しさや魅力をたくさん発信していきたいです!
もともとカメラや写真・動画編集をすることが好きで、最近ではドローンで農業のPVを撮影してもらったのをきっかけに、農風景の撮影や、農作業にもドローンを活用したいと思って、講習を受けて操縦しています。

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Q.由美子さんの思う、農業女子の魅力はなんですか?

ーーライフスタイルを自分自身で作り上げ、個性を生かしてカッコ良く一生懸命に輝けることが魅力だと思います。
農業って、きれいじゃない、ダサい、ってイメージがある方もいると思いますが、どの農家さんも皆さんとってもオシャレです!
私もずっとファッションが好きで、今も毎日のコーディネートを決めることが楽しみになっています。普通の社会人をしていると縛りがあってできない髪色やファッションもできますし、個性を出して働けるのは魅力だと思います。

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現在、SNS上で農作業服のブランド『#MONKUWA』のモデルをしている由美子さん。
取材を受けてくださった日も、#MONKUWAのつなぎをメインに、ネックレスやピアスまでこだわってカッコいい着こなしをされていました!
農作業がしやすいように、素材にこだわっていたり、裾部分がゴムになっていたり、機能を備えつつも可愛い農作業着も増えています。
自分らしい着こなしで毎日楽しくお仕事をできるのはとても素敵ですよね★

Q.由美子さん自身の今後の目標や夢はありますか?

ーー農業はまだまだ高齢者が多いのが現状です。SNSなどの発信を通して、農作業の楽しさ、やりがいを知って『農業って素敵!!』、『カッコイイ!』ってひとりでも多くの人に思っていただき、農業に興味を持って、農業に携わる人が増えることを願っています。

育った環境と祖父母の姿に影響され、農業を繋いだ由美子さん。
若い世代に農業の魅力を知って欲しいからこそ、様々なことにチャレンジしていく姿勢がステキでした!
風が強い中、取材を受けてくださりありがとうございました。
美味しい玉ねぎづくりやスマート農業への取り組みなど、今後も楽しみにしています!

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次回は青森県のりんご園で活躍する農業女子の方にインタビュー予定★
どうぞお楽しみに!

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