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【創刊!日刊のぐりゅう AI NEWS vol.1】

「すべてのマーケターにAIを!」をモットーに、AI人材教育やAIモデル構築(行動データによる顧客未来行動予測AIやIoTセンシングデータによるAIモデル開発)を行っている野口竜司(のぐりゅう)です。

この度、実力派ECエバンジェリストの 川添(ZOE)さんによる【日刊ZOE NEWS】に感動しインスパイアされ、【日刊のぐりゅう AI NEWS】を創刊することにしました!! なお、創刊にあたり川添(ZOE)さんに事前相談したところ、なんと本NEWSのタイトルまで一緒に考えてくれるという神対応。さすがのZOEさんです。また惚れました。

さて、本日よりスタートする、「日刊のぐりゅう AI NEWS」を宜しくお願いいたします!AIやIoTに関わるニュースを、できるだけ平日毎日出せるようがんばります!

創刊号の1月11日(金)の日刊のぐりゅう AI NEWSで取り上げるのは、次のニュースです。

1.CES 2019:Googleアシスタントが、あなたの「通訳」になる日がやってきた
2.AIの旗手、松尾豊・東大准教授に聞く、日本の組織で戦うコツは『信長の野望』に学べ!?

CES 2019:Googleアシスタントが、あなたの「通訳」になる日がやってきた

Googleアシスタントに「通訳モード」が追加されました。あぁ、またGoogleによる【破壊 ディストラクション】が起こるのか、とこのCES2019ニュースを読んでそう感じました。これまでGoogleは市場をリードする企業・サービスに対して、彼らの経営意思決定を揺るがす大きな市場変化をもたらしてきましたが、【翻訳】市場においても大きなゲームチェンジを起こすことになりそうです。これまで日本メーカーからもいくつか持ち歩き筐体型の翻訳機は出ておりましたが、方針を余儀なくされる可能性が大きいと思います。

Googleアシスタントに新たに追加された「通訳モード(Interpreter Mode)」という機能を使うと、音声アシスタントがリアルタイムの通訳に変身する。この通訳モードは1月8日(米国時間)から、Googleアシスタント搭載のスマートディスプレイやスマートスピーカーで一部利用可能になった。

昨年Googleが発表した合成音声(英語)のクオリティが高く、自然な会話音声と聞き分けるのが難しくなっていましたので、この通訳モードでもそのクオリティに期待したいです。

■日本語も対応
Googleアシスタントの「通訳モード」は日本語を含む27カ国語に対応するとのこと。また、Googleアシスタント対応のヘッドホンなら、見た目もスマートに他言語でのやりとりあできてしまいそうですね。

■レスポンスタイムと精度にまだ課題あり

今回のデモでアシスタントは、1カ所で誤訳した。しかし、翻訳済みの文章が7インチのスマートディスプレイ画面にも表示されたので、ふたりとも文脈上の手がかりから相手が何を尋ねているのか把握できた(人間はなんと頭がよいのだろう!)。とはいえ、そのときの会話が完全にスムーズに進んだわけではない。というのも、アシスタントがそれぞれの話したことを訳すのに1~2秒のズレが生じるからだ。

CES2019でのGoogleのデモにおいては、一部の誤訳やレスポンスタイムの課題は出たとのこと。ただ、これらの課題が解決されるのも時間の問題だと思います!

AIの旗手、松尾豊・東大准教授に聞く、日本の組織で戦うコツは『信長の野望』に学べ!?

ちょっと路線を変えて、AI技術ではなくその技術等をつかって組織や世の中でどう活躍していくかの記事。日本のAIの宝である松尾豊先生による記事です。わたしはAIネイティブ人材を日本でより多く排出したいという想いで活動をしていますが、AIネイティブ化するには経験量がとても重要で、とにかく身軽にスピードをもって回転率を上げる必要があります。その経験通じるような内容が以下のように紹介されています。

ITの世界はAIも含めて若い人が優秀です。いつの時代も、新しい技術を作り出すのは20代の若者です。ですから、そういう人たちが裁量権をもてるようにしないといけないとのですが、一方で、日本では年功序列の文化が強すぎ、一朝一夕には変わりません。であれば、優秀な若者がベンチャーを作って活躍するのを応援すればいいわけです。彼らが裁量をもって自分たちで意思決定し、新しいことを生み出していけるようにする。日本全体で、AIやディープラーニングに対する理解度が低く、大企業の動きも遅いこと、また多くの組織で優秀な若者の力を活かせていない現状を考えれば、こうしたベンチャーが成功する期待値はすごく高くなります。

もちろん大企業でもAIに明るい人材が機動的に動ける場所はあるはずですが、いまのところベンチャーのほうがより早く・回転率を上げるには適しているかもしれませんね。(大企業もそういったベンチャーと組めばよいですし、組んだあとに内部人材の育成サイクルもそのベンチャーと作ればよいと思います)

僕は昔からゲームが好きなのですが、戦略系のゲームだと勝ちパターンは決まっていて、とにかく「極端な行動が最適」なんです。前半戦は、ひたすら一番効率的な行動を繰り返して、投資をし続ける。『信長の野望』でも、とにかく開墾するんです。敵に攻め込まれないギリギリまで兵力を減らして開墾に回し、まちづくりをして国を豊かにする。そして、あるとき兵を一杯買い集めて、敵を攻めに行き、その地でまた開墾するわけです。

AIに限らずあるテーマについてどのように攻略していくか、という松尾先生の戦略論が独自路線で面白いです。【時期によって極端な行動を繰り返しやれ!】というのは、道を極めるということに通じる大きな気付きになりそうです。

※タイトル画像※
Wired.jp「CES 2019:Googleアシスタントが、あなたの「通訳」になる日がやってきた」より引用
https://wired.jp/2019/01/09/google-assistant-interpreter-mode/


AI活用のエバンジェリスト 野口竜司(のぐりゅう)

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