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【日刊のぐりゅうAIニュース vol.6】(海外ニュースより) AIでジーンズをスカートに自動置き換え / エヌビディア新ラボがロボットのブレイクスルーを狙う

「すべてのマーケターにAIを!」のぐりゅう(野口竜司)です。さて、本日もAIに関わるニュースを取り上げます!今回は海外からの記事をお届けします。翻訳は野口によるものなのでざっくりですがご容赦ください!

1月16日(水)のニュースは次の2つです。

1. This neural network can swap sheep for giraffes, jeans for skirts (ニューラルネットでジーンズをスカートに。羊をキリンに置き換えられる)

2. NVIDIA's new lab aims to develop robotic breakthroughs (エヌビディアの新ラボがロボットのブレイクスルーを狙う)

This neural network can swap sheep for giraffes, jeans for skirts (ニューラルネットでジーンズをスカートに。羊をキリンに置き換えられる)

サイトVentureBeatによると、写真内の羊をキリンに、ジーンズをスカートに置き換えることが、ニューラルネットワークで可能とのこと。これは韓国の研究所とPohang科学技術大学による機械学習によるもの。

Switching skirts with jeans. It might sound far-fetched, but those are just a couple of the feats a machine learning algorithm designed by researchers at the Korea Advanced Institute of Science and Technology and the Pohang University of Science and Technology can accomplish after ingesting large datasets of images.

ここで使う技術を彼らはInstaGANと呼んでいます。GANはニューラルネットワークを使ったディープラーニングの一手法であり、日本語だと「敵対的生成ネットワーク」と呼ばれます。(この日本語訳が取っ付きにくくて困りますよね 笑)

GANはそもそも二つの機能を持っていて、一つはニセモノを作り出す機能。これはGenaeratorと呼ばれるもの。もう一つはニセモノを見破る機能でDiscriminatorと呼ばれます。元々GANは、画像系AI用の大量の画像データが存在しなかったり集められない場合に、学習用データを大量に用意することに使われてましたが、今回はこの基礎技術を使って、ジーンズをスカートに、羊をキリンに置き換えるような画像入れ替え用途での発展利用となります。

人間が見分けられないレベルの置き換え技術になると、ファッションコーデやモデルによる撮影などはガラッと様相を変えるんでしょうね。

NVIDIA's new lab aims to develop robotic breakthroughs (エヌビディアの新ラボがロボットのブレイクスルーを狙う)

AI用チップで有名なエヌビディアがシアトルに新しいラボを立ち上げました。

NVIDIA is hoping that the lab can give rise to the next-generation of robots that can work with humans in open-ended environments not designed specifically for them. In fact, one of its main projects right now is a kitchen helper machine, which is powered by NVIDIA's Jetson platform and Titan GPUs and can function in an actual kitchen.

彼らの今のメインプロジェクトの一つに、キッチンヘルパーマシンがあるとのこと。人間と”共に”働けるロボットを作るという狙いに即したプロジェクトですね。

This "kitchen manipulator" relies on deep learning to detect and track specific objects based on its own simulation -- it doesn't need a map of the place beforehand and can quickly adapt to changes in its surroundings. It can even open and close doors and drawers to get objects and tools. 

このロボットはディープラーニングで構成されてモノを認識し特定の物体を運べる。キッチンの見取り図などは必要なく、自身で空間を判断。ドアを開けたり引き出しを開けてモノを扱える。環境の変化にも適応するとのことです。

AI搭載のロボットと共に暮らす生活もそんなに遠くなさそうです。

タイトル画像は「This neural network can swap sheep for giraffes, jeans for skirts」から引用


AI活用のエバンジェリスト 野口竜司(のぐりゅう)

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