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【日刊のぐりゅうAIニュース vol.2】 アウディのクルマVR / Google Brain創立者が予想する2019年AI業界

「すべてのマーケターにAIを!」をモットーに、【日刊のぐりゅうAIニュース】をはじめたのぐりゅう(野口竜司)です。さて、本日2回目となる「日刊のぐりゅう AIニュース」ではAIやVRに関わるニュースを取り上げます!

1月12日(土)の日刊のぐりゅう AI NEWSで取り上げるのは、次のニュースです。

1.アウディのクルマVR
2.Google Brain創立者が予測する2019年AI業界

アウディがクルマをVR体験プラットフォームに変える新技術を発表

体験者は、Audi e-tron(SUVスタイルの電気自動車)の後部座席に座り、VRゴーグルを装着すると、映画の中に入り込んだような宇宙空間を旅することができます。
乗車しているEV車のあらゆる動きは、リアルタイムでバーチャル映像に反映され、Audi e-tronが急カーブを曲がると、体験者は、VRの中で宇宙船の反対側へと回り込み、Audi e-tronが加速すると、宇宙船も加速します。

アウディとマーベル、ディズニーインタラクティブが組んで実現したこのVRコンテンツ。このテーマはとにかく自分でやってみないとリアリティがわかないものですが、このVRコンテンツは、身体で感じる感覚(体感)はホンモノに近くなるので顧客にとってすごい体験になるんでしょうね。モノ(Things)とテクノロジーの融和が盛んに行われていますが、人間の体感を中心にした発想はこれから重要なキーになりそうです。

Google Brain設立者やFacebook AI Research(FAIR)設立者ほか、著名4人が予想する2019年のAI業界

Google のあらゆる製品に AI を広げようとする取り組みである Google Brain の共同設立者のAndrew Ng氏らが、AIの未来を語っています。

彼が2019年に期待する進歩や変化の大きな分野は、テック企業やソフトウェア企業以外のアプリケーションに使われる AI だ。AI においてまだ活用されていない最大の機会はソフトウェア産業を超えたところにあると彼は述べ、2030年までに GDP で13兆米ドルを AI が生成するとする McKinsey 報告書からの使用例を挙げた。

Ng氏は上記のようにテック企業やソフトウェア企業”以外”のアプリケーションに使われるAIの進歩・発展を2019年に期待していると言っています。これは沢山の既存産業を通じたAIによる、より大きな社会課題の解決が進むだろうとの予測でもあるでしょう。

この先の1年、AI と 機械学習の研究における特定の2つの分野で、研究全体を前進させるような進歩が見られると Ng 氏はワクワクしている。1つは、より少ないデータで正確な結論にたどり着くことができる AI であり、業界内ではこれを「few shot learning」と呼ぶ者もいる。

また、Ng氏は「few shot learning」についても言及。これは、多くのAI導入の障壁になるデータ量の確保問題を解決してくれる研究です。少ないデータ量でAI、機械学習が優れたモデルを出せるようになれば、加速度的に各産業内でのAI実践利用が進むことになるでしょう。


AI活用のエバンジェリスト 野口竜司(のぐりゅう)

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