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#学習者起点 グループで解く

 主体的な学びを実現する1つの側面として、学習者起点の学びを促進する必要がある。問題演習の授業で学習起点の授業実践を試みる。

1.よくある流れ

・教師が、事例問題を解く。
・生徒は、類似問題を問題集で解く。
・教師が、つまづいている生徒を個別に支援する。

2.学習者起点の流れ

【生徒の心情・行動】

・教師が、問題を生徒に配付する。教科書、ノートを見てもよい。
・生徒が、1人で解く。【分からない点に気づく】
・生徒が、班で解く。【分からない点を班員に聞く】
・生徒が、班ごとに解き方を学級全体に説明する。【異なる視点に気づく】
・教師が、解答を生徒に配付する。

※問題の配付はタブレットを利用

3.課題

・1人で取り組めない生徒 → 調べようとする意欲がわかない
・わからない点を聞けない生徒 → 対話が苦手

※ 参考資料

 「主体的な学び」とは,学習者基点 の能動的な深い学びである。
 「学習者基点の学び」とは,学習の 全てを児童生徒に委ねるということではない。教師は,児童生徒をよく観察して, 児童生徒の興味・関心,既有知識,経験,生活等を把握しなければならない。把握 した内容を踏まえ,児童生徒の思いや願い,考えなどを大切にしながら,教科等の 目標を達成させるために必要な学習内容や効果的な指導方法を取り入れ,学習活動を 組み立てていくということである。
 「能動的な学び」とは,学習者が,単に活動していることをもって「能動的」と は言わない。学習形態を問わず,学習者が学習活動に自ら積極的に関与する学びで なければならない。
 「深い学び」とは,単に知識の習得に留まらず,学んだ知識をつなげて新たな知 識を生み出したり,新たな学びを展開したりするような学びである。これに対して, 教師から学習者に向けて一方的に授けられただけの知識は長く脳裏に留まらない。 このような知識を享受するだけの学びは「浅い学び」と言われる。

令和2年度広島県教育資料 「主体的な学び」の創造 より

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