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スリバチの達人さんぽ01 船橋法典~西船橋の巻 2022.7.17

今年の夏は暑すぎる…都内で散歩する気力がない…てなわけで千葉スリバチの達人も買ったことだし、近場を攻めてみることにした。
地図を眺めていたら、武蔵野線の船橋法典駅から西船橋駅間を流れる葛飾川なるものを発見。
ここらへんは知った土地なんだけど、ほとんど暗渠になっているんで川の存在自体知らなかった。
距離もちょうどよさそうだし川沿いさんぽへゴー。

川はだいたいこんな感じ。競馬場と行田の円形の谷間ですね。

まずは家から船橋法典駅まで自転車で行って、そこから歩きはじめる。

船橋法典駅は谷間
まだ谷間

なだらかに下って、水源である上山公園へ。
確かに水源っぽい池がある。

水源っぽい
武蔵野線の高架。結構下っていた。

中山競馬場の裏手を歩く。ここら辺来るのは初めてだ。
競馬は馴染みがないが、小学生の頃に歩き遠足で中山競馬場まで歩いて行く行事があったのをふと思い出す。今でもあるのかな。

水辺感を演出している古作弁財天が公園の一角に鎮座していた。

人工の川で演出

熊野神社でお参り。

熊野神社
猿田彦Verの庚申塔

ここらへんで雨が降ってくる…予報では晴れだったから傘持ってきていない…てか本当は昨日散歩に行こうと思ったけど、雨で今日にしたのに結局雨降り…
でも気温は低いし小雨なので気にせず歩く。

ゲエロの池はマンションのすぐ隣にあった。

かつて、この池には、たくさん水がわいており、ウシガエルやホタルなど、多くの生き物がいました。
しかし、人々の生活の変化や、まわりの都市化の進行とともに、利用価値を失い、ゴミが捨てられ、ヘドロのたまる池となってしまいました。
そこで、町会のみなさんと話し合い、かつて、周辺の農家の生活に利用され、大切にされていたこの池を、もとの形を残すようにして市民のみなさんの憩いの場として整備することにしました。
池の名前は、むかしからゲエロ溜と呼ばれていたことから、「ゲエロの池」とつけました。
(注)ゲエロは、この地方の方言で「カエル」のこと

船橋市HPより
昔の記憶を留めておくのはいいことだと思う。
埋めるのは簡単だもんね。
暗渠感満載の道

途中、予定になかった神社を見つける。ここもお参り。

寺内妙見神社
神社のこのアングルが好き

葛羅の井も船橋市のHPから↓

この「葛羅の井」は、昭和40年に市の指定文化財に指定されています。「葛飾明神御手洗の井」ともよばれ、鎌倉時代から名泉とされてきました。
昔は、水脈が富士山までつながっているなどといわれており、どんな日照りにも水のかれることはなく、マラリアにかかった人がこの水をのめばかならずなおるとも伝えられていました。
人々に親しまれ大切にされていたこの史跡が保存されるよう、柵をつくり、泥をさらい、まわりをきれいにするなどの整備をしました。
井戸への入り口には、市の名木10選にえらばれた大きなケヤキの木がそびえていて、しずかな雰囲気をつくりだしています。

船橋市HPより

葛羅の井といえば、永井荷風
地元市川市に住んでいたので興味を持ち、それから作品を読み、僕を散歩への道へ掻き立てた人だ。
この葛羅の井は、荷風先生の『葛飾土産』に出てくるので一度は訪れなくてはと思っていた場所。

このポーズで写真撮りたかった
すぐ裏が民家なのでそそくさと退散

雨がゲリラ豪雨並に強くなってきた…でもゴールはもうすぐ。短い行程でよかった。

葛飾神社で雨宿りできないかと思ったが、屋根のある場所なし。

獅山系狛犬

隣の勝間田公園で休憩しようと思ったけど、雨でそれどころではないのでスルー。ここも昔は池だったそうな。

銀行の裏に庚申塔があるようなので立ち寄る。
表通りは今まで何十回と通ってきた道なのに、庚申塔があるとは気づかなかった。

ちゃんと祀られていた

ずぶ濡れで西船橋駅に到着。
駅ナカの本屋へ立ち寄り、武蔵野線のホームで電車待ちしていたら、雨はすっかり止んでいましたとさ…

荷風先生のように常にこうもり傘を持って散歩に行こう。

<本日の行程:4.1km>


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