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インド人とインドで待ち合わせてインド北部ラダックを旅した話の前の話②

2024年2月23日 at Mumbai

朝食3回、もりもり食べた

朝外を見るとなんだかいい雰囲気。ホテルの中庭もいい感じ。そこでタバコを吸ってるとホテルの人がコーヒーを準備してくれる。いい時間だ。

まずは外で腹ごしらえをしにいく。パブバジをたべた。ジメジメしたタイでもベトナムでも、ネパールでも屋台飯やサラダを食っても腹を壊したことがないから平気であたしゃ屋台飯をたべるね。

バターたっぷりのじゃがいもやトマトが刻まれたマサラ風味のソースにパンをディップして食べる。朝からヘビ〜だな

でかい鉄板にじゃがいもやトマト、ピーマン的ななにかを豪快にいれ、提供された皿と同じものを両手にそれぞれ持って、包丁代わりに刻んでいた。
この調理しているところの手前にあるスペースで立ち食いをする。勝手がわからないのでキョロキョロしながら。
金曜日と平日だったのでみんなが通勤前の朝食として食べているのかな。結構ひとがわらわらと集まっていた。

ご飯を食べたあとは両替所を把握しておこうと思って街をぶらついた。みんなめちゃくちゃ見られる。穴あいちゃうよ。

印猫

昔の旅行記を読んだり、昔いった人たちの話を聞いていたインドと大きく異なった印象。思っているよりキレイ。アブドゥルが言っていたインドはどこにもない。承太郎のようにバクシーシされることはなかった。

しかしイメージしていたインドを実感することもしばしば。よろよろ歩いている老婆が急に道端でスカートをまくしあげ、立ちながら排尿する。ジャーっと。おお〜豪快だなあ!と思いながら散策を続けた。

途中でパンに挟まった何かとチャイも飲んだり。路上フードを楽しんだ。

ホテルに戻ったらホテルの人に朝食クエ!って言われて別館のホテルに連れて行かれた。何も知らないで適当に予約したホテル、実はいいホテルの別館だった。本館よりはるかにやすいんだけど。

本日3食目の朝食

とってもフレンドリーな人たちで、お腹いっぱいなんだけどあれもこれもおすすめだ!食え!とよそってくれた。何くってんのかはわからない。
そんで急に静かになったなと思ったらカフェラテアートを描いてくれていた。描いている途中で私が急にキャップを取ったもんだから困ったわアハハ〜って。最高フレンドリー。

キメキメ!

エレファンタ島で赤ニキにつきまとわれる

とりあえずムンバイの名所、インド門に歩いていった。
そんなに人も居ないし、写真撮影の客引きがしつこいくらいで特になにもなく平和にインド門まわりをうろついていた。

うん、でかい。これは紛れもないインド門だ。

この門の裏側から、エレファンタ島行きの船が出ていた。エレファンタ島には世界遺産にもなっている石窟寺院がある。
せっかくなんだから船に乗ってみた。

超平和な船旅1時間になるはずだった

船は2階建てになっていて、2Fに行くには追加料金を支払うしくみになっていた。船代もいくらだったか忘れちゃったけど。
さあここで。1時間じっと船に乗って景色を楽しみながらゆっくりと向かうかーと思っていた所、いろんなインド人に話しかけられる。
「どこから来たの?」「中国人?」「ネパール人?」「一人なの?」って。
終いには「一緒にセルフィーとらない?」になる。
インドの皆さんはセルフィーが大好き。どこでもキメキメにポーズした写真を撮る人がいる。男女問わず。
そんなセルフィー大好きインド人の格好の撮影スポットと化してしまったのだ。

この日は初めてだったのでびっくりしたけど、このあと9日間そこかしこでこれが発生する。もう最後には慣れてインスタアカウントも交換するほどになった。

そんなこんな船で過ごしていたら、隣にいた友達複数人と一緒に居た赤い服来たお兄さん(赤ニキ)にヒンディ語で話しかけられる。一ミリもわかんないから適当にニコニコしていた。

これがダメ!

そのあとエレファンタ島でずっっっっっっと視界に入ってくるのだ…
逃げようにもエレファンタ島は一方通行なので逃げられない!

赤ニキ

すんごいゆっくり歩いても、あっちもすんごいゆっくり歩く。
すんごい速く歩いても、すんごい速さでついてくる。
トイレに行っても出たらいる。

そういえば入場券おごってやるよっていわれたんだけど、インド人価格の入場券で私を通そうとしてチケットカウンターの人に怒られてたな。

人気の居ない所でキッスもされそうになったし。あぶねーあぶねー。
なんとか逃げるように船に戻り、ムンバイに帰った。
まあ帰りの船もなんかしらんけど隣にいたんだけどね。

海側からから見たインド門

船がインド門についたらよーいドンで走って逃げた。サンキュー!つって。
なにがサンキューだ。
私は赤ニキよりは脚が太く、脚力には自身があるのでなんとか振り切れた。

昔、三茶で知らない兄ちゃんに追いかけられた時にダナーの重たいブーツを履いてたにもかかわらず、フォレスト・ガンプばりに走れたことから、超運動嫌いだったのに私はランニングを始めたのだ。

そんな事はどうでもよく、フォレスト・ガンプは無事逃げ切ることができ、ムンバイの市街地にあるLeopold Cafeで、なんと!

給水ポイントにありつけた

ビールとおつまみとメインディッシュ、デザートのセット。2000円くらいだから高級品。

バドワ〜!

チキン〜!最高〜!ビールはすべてをオッケーにしてくれる魔法の飲み物や。赤ニキの話もわらけてきた。

ちょうどテレビでやっていたクリケットをぼんやりと眺めながら、効きすぎた冷房の下ビール700mlを2本やった。

いい気分になった自分はそのあと夜の商店を歩き回り、ピアスを買ったり、充電器を買ったり。

そしてホテル近くになんとセブンイレブンがあるではないか!さらには酒が買えると!インターネットで見た暗く怪しいバーに入らずとも、明るい蛍光灯の下ビールが買えるではないか!!
調子にのってでか缶ビール2本とスナックを買ってホテルに戻った。

正直スナックは全部微妙だった!


2日目から情報量の多い1日だった。
赤ニキから何も加害を受けずに逃げられたのはただの幸運。ヘラヘラとついていくもんじゃないよ。
この件から今年はキックボクシングを始めようかなと思いました。

続きはまた今度。

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