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「TRIANGLE magazine」の山下美月さんのキャッチコピーがパワーありすぎて好き

 好きすぎたので、表紙をAdobe Illustratorで(割と精密に)表現しました。

TRIANGLE magazine
MIZUKI YAMASHITA
YOU ARE MY DESTINY
乃木坂46 山下美月 運命の女

 表紙の画像をトレースしたんじゃなくて、ちゃんとフォントを同定して、文字サイズ・字間などを測ってつくりました(まあ、フォントの同定以外はトレースとほぼ一緒なんですけど)。まあ、素人が適当にやっていることなので、完全にピッタリということではありませんし、フォントに関しても必ずしも確実に同定できたとはいえない(特に「46」がやや自信がない)ことは付言しておきます。

こんな感じでやってます

 講談社のこういう感じのフォトブックということで、デザイン含めて明らかにWHITE graph(さらに遡るとFRIDAY WHITE)の系譜のものということになるのだと思いますが、山下美月さん、賀喜遥香さん、井上和さんを3人揃って起用し、完全に乃木坂46で1冊通したという点にやや新規性があるといえるのでしょうか。

 とりあえず山下さんのバージョンを買って届いて読んで、あーこれあとで欲しくなりそうだな〜と思って賀喜さんと井上さんのバージョンも買って届いたんですけど、飾る用に山下さんのバージョンをもう1冊追加しようかな? という感じになっております。

 表紙などのブックデザインははstudio GIVEの野崎二郎さんという方が手がけているようなのですが、これら以外にも講談社版のものを多く手がけておられるようです。あと、年一くらいで白石麻衣さんがFRIDAYのグラビアに出るとき(「スイートルーム」「デイドリーム」)もこういったテイストですよね。

 こうやって並べると「似たようなのばっかりやないか!」となりそうですが、「乃木撮」のアートディレクションもこの方のようで、当然ながらデザインに幅はあります。写真集のブックデザインは被写体を立てるシンプルなデザインが好ましい、ということなのでしょうか。

 引き算の美しさというか、よくもまあここまでハマるものだよな、と思います。先ほど挙げたフォントだって、どれもMacについてくるような著名なものです。
 一方で、自分で作ってみて思ったことですが、欧文のカーニング(字間調整)はやはり丁寧にやられているようで、微妙なバランスが大事なんだろうな、とも思います(「Y」のところは多少詰めないと綺麗に見えないようです)。

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 やや話が逸れてきた気がするのですが、やっぱり「MIZUKI YAMASHITA YOU ARE MY DESTINY乃木坂46 山下美月 運命の女」はこってりしていて良いですね。山下さんにしか乗りこなせないコピーという感じがします。白石麻衣さんや西野七瀬さんあたりを当てはめてみてもちょっとイメージが違うでしょう。「女」と書いて「ひと」と読むみたいな、ひねったオシャレは必要ないんでしょうね(読み方はこちらに委ねられているのでしょうけど)。
 あるいは単体で出てきたコピーではなくて、「NAGI INOUE FIRST LOVE乃木坂46 井上和 京都物語」、「HARUKA KAKI GIRL FRIEND乃木坂46 賀喜遥香 君と暮らせば」ときて、「MIZUKI YAMASHITA YOU ARE MY DESTINY乃木坂46 山下美月 運命の女」ですからね。これですよ、これ(伝われ)。

 あるいは、これは偶然かもしれませんが、「DESTINY」と「運命の女」の頭がほぼ揃っているのが美しいな、とも思います。パワーワードですね。

ファム・ファタル
Femme fatale(仏)
フランス語で「宿命の女(運命の女)」を意味し、しばしば文学や絵画のモチーフとして登場する。ラルース大辞典によると「宿命の女」とは、「恋心を寄せた男を破滅させるために、まるで運命が送り届けたかのような魅力を備えた女」のことである。

現代美術用語辞典 ver2.0

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 イラレで作ったので、こういうのも自由自在です(環境によっては何も見えないかもしれませんが)。

背景透過(白文字)
背景透過(黒文字)

 あとは、こんな遊び方もできます。

パロディです

 別にだからどうだという話なので、このへんにしておきます。
 筆者はフォントに関してはいくぶん執着があるので、特に予定のない休日にちょっと遊んでみました、というだけです(そんなことよりブログを書きたいんだけど)。

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