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備忘録(山口旅行)

もうすぐ仕事でデスマーチが始まる。
その前に贅沢しときたいなと思って、
近場にふらっと旅してみた。

1日目

まず、新下関まで行ってレンタカーを借りる予定だったけど、電車の乗り換えミスったので、そのまま下関観光。

ちょうど昼時ぐらいだったので、お昼ごはんの為に唐戸市場に。

入口にこんなものがあった。
発泡スチロールのフタ?に「毎日毎日処々に」って殴り書きしてるところに書き主の怒りが伝わってきて、ちょっと笑ってしまった。(誤字ってるしね)

市場はこんな感じで一部だけ賑わってた。
寿司をそれぞれ一貫ずつ売っているお店があって、
好きな寿司を好きなだけ食べられるスタイル。

特に大トロとふぐ(山口ではふくとあえて言い換えてるらしい)が絶品だった。
特にふぐは仄かな甘みとあっさりとした食感が最高で2貫も食べちゃった。
ふぐって基本薄く切られるからこんなふうに厚みのある刺し身を食べることってなかなかない。
後、クジラとかもあった。馬肉みたいな味らしい。

掲示板を見たけど、山口の市場らしさがあって面白かった。ところで、迷いフグって見つかるものなのだろうか。

市場の近くに海響館っていう結構大きめの水族館があったけど、時間がなかったのでスルーした。パンフレットだけ貰って、後で見たけど、シロナガスクジラの標骨あったんなら行けばよかったかな。
(シロナガスクジラ…最も大きいクジラで世界最大の動物)

そのままバスに乗って、新下関へ。
新下関でレンタカー借りて、そのまま角島へ。
角島に行く途中に2018年に道の駅1位に選ばれた場所に行ったけど、売っているものは比較的普通だし、何か変わったものがなくて、ちょっと残念だった。景色は綺麗だったけれども。


そして角島。

角島に入る手前のちょっと高い所から撮った写真。

後ろの窓から見ても案外絵になる。

事故注意!の立板や、黄色いガードレールがあった。多分、綺麗な景色に見惚れちゃって、前方の注意が散漫になるんだろうね。
瀬戸内海というか日本の下の方の海は穏やかで綺麗だから好き。

そして、元乃隅稲成神社へ。
1955年に白狐のお告げによって作られた神社らしい。でも、海も近いし、狐のイメージはあまりなかった。ただ、そんなこと言うのは野暮なのかもしれない。
賽銭箱や御朱印はコロナの影響でお休みで残念。
ここの御朱印、狐のイラストで可愛かったから、
ちょっと気になってた。

鳥居の向こう側にある岩?は、波のうねりとか波立ち具合とか間近で見たほうが迫力が伝わってくる。(静止画だから伝わりづらいけど岩と岩の隙間で渦巻みたいなのも見えた)

色々と回ってたらいい時間になったので、湯本温泉に向かい、年季が入ってるけど、「年配の女将さん二人で頑張って切り盛りしている」「料理が美味しい」という口コミに惹かれて選んだ宿へ。

ただ、外見がかなりボロくて、同行者に「ボロくね?カーテンやばっ!」って言われたから、一応伝えてはあったけど、もっと「古いよ」ってちゃんと念押しすればよかった。

今どきこういう自販機ってなかなかないよね。

シャワーの出し方も上の方のツマミを回して水の量を調整して、そのツマミの下のあるレバーで温度調整した後、下にあるツマミを引き上げ洗濯バサミで挟むという謎解き仕様で面白かった。

ちょっと早めに着いてご飯まで時間があったので、近くを散策した。

珍しい灰色のポスト。

少し暗くなるとライトアップされてて綺麗だった。

見晴台から見た景色。
星野リゾートが入ったこともあって、街づくりを頑張っているところなんだろうなって感じだった。
川沿いは綺麗にライトアップされててお洒落な建物もあって綺麗な作品みたいだったけど、全体的な町の雰囲気がそれについていけてない感じがあった。
(公共の足湯があったけど、お湯が出てなくて温い水だったし)
今はコロナだから仕方ないかもしれないけど、もう少し町全体が賑わったらよりいいところになりそうだな。

そして、夜ご飯。
(瓦そば、すまし汁、季節の魚(赤貝、イカ、サバ、鯛?、茶わん蒸し、塩辛、白飯、ローストビーフ、香物、ケーキ)
口コミで評判良かっただけあって全部美味しかった。特に刺し身のサバが美味しかった。
皮がほんの少し柑橘系の香りと味付けしてて、身がふわっとしててサバの生臭さを感じない。
見た目的にどうせスーパーと同じぐらいのクオリティだろ、とあまり期待していなかったケーキまでもちゃんと美味しくてびっくりした。

手前の前菜3種が完全にお酒のアテに最高なものだったんだけど、お酒がビールしかなくてちょっと残念だった。これ日本酒と一緒に食べて呑んだら最高だろうな。

後、この宿の名前は六角亭なんだけど、例えば箸置きが亀(甲羅の模様が六角形)だったり、刺し身を入れている皿も六角形の透かしが入ってたり、入口のエントランスにあった壁のオブジェが六角形だったり、入口のマットの模様がよーくみたら六角形だったり、浴場の鏡が六角形だったりと細かいこだわりがあったのも楽しかった。(ディズニーの隠れミッキー的な)

お風呂は流石に撮ってないけど、普通に綺麗で広めだった。若干ぬめりのある優しい当たりのお湯で、温度も比較的ぬるめ(体感39〜40度ほど?)で入りやすかった。

朝ご飯もこんな感じでしっかりめ。
後、朝ご飯も夜ご飯も部屋食だから楽だった。
夜ご飯、朝ご飯つきで5500円は、かなりのコスパの良さ(GO TOキャンペーン利用)
帰るときも年配の女将さん二人わざわざ建物の外に出て手振って見送ってくれたのが嬉しかった。

2日目はまず仙崎へ。
センザキッチンという2019年道の駅ランキング5位に選ばれたところに行ったけど、ここは選ばれるのも納得の場所だった。

そして、観光船に。
台風が近いのもあって、この日は観音洞までのコースだった。このイルカをモチーフにした可愛い船に乗って1時間ぐらい海上お散歩。
(船はクジラバージョンもあった)

なんか岩の雰囲気がディズニーのビッグサンダーマウンテンみたい。

海がとても青かった。
後、この辺りはすごく波がうねってて、凄まじく船がどんぶらこ揺れた。

もう少し波が穏やかだったら、この洞窟を通り抜けたりとかするってパンフレットに書いてあった。
なんか観光船っていうよりは海上アトラクションのようでスリル満点な乗り物だった。

センザキッチンに戻ってから焼き牡蠣買ったけど、これがすごく美味しかった。
割り箸見てもらうと分かるようにすごく大きくてとてもクリーミィだった。これまで食べた焼き牡蠣の中でトップクラスに入る美味しさ。
(1日目の道の駅でもサザエ買ったけど、そこらへんのスーパーで買って自分で焼くのとあまり変わらない味だったし、ちょっと高かった。何かを買い食いするなら、ここが断然おすすめ)
ほんとはパって寄るだけのつもりだったけど、思いの外いいところで想像してたより長居しちゃった。

次に秋芳洞へ。
入り口の時点で壮大。

異世界みたいで圧倒された。
これまで色々な鍾乳洞行ってきたけど、その中でも規模が違う大きさだった。結構コースも長めで片道30分以上はかかる感じ。

昼ご飯は国際芸術村の中にあるフランス料理店で。
お箸で食べられるフレンチコース食べたけど、こんなものが1100円で食べれていいのかなって感じ。

パピヨットとかカスレとか普段食べないし、聞いてもどんな食べ物なのかさっぱり…(笑)
結構本格的ですごく手間のかかった味だった。
個人的には魚料理のゆずソースが新感覚で美味しかった。

結婚式の二次会とかをやる場所らしくて、場所のロケーションも最高だった。
フランス料理のコースって聞くと気取った感じなんだろうなと思うけど、普通に小さなお子さんがいる家族連れも何組がいて、本格的なのに肩肘張らない感じが好きだった。(昼だからっていうのもあるだろうけど)

秋吉台。

ひたすら草原。

別府弁天池。

本当に池の水がとても綺麗な青だった。
これまで青い池は北海道と青森にも行ったけど、ここが1番綺麗だなと個人的には感じた。
この水は飲水にも使われていて、隣で汲める。

めちゃめちゃ水を汲んでいる人がいて笑った。
これだけの水飲みきれるのだろうか…。
私も汲んで飲んでみたけど冷たくて普通に美味しかった。あまり特別な水って感じはしなかったけど、多分質はよさそう。

木の葉とかも浮いてなくて、きちんと管理されてて地域住民に大切にされている場所って感じだった。

そして、新山口へ。
予定していた時間より早めにレンタカーを返したんだけど、予定していた時間より早めに返した分のお金が精算されていなかった。
それを言ったら精算し直してくれたんだけど、知らなかったら損するよなぁって思った。
結構世の中にはそういうことが多い。

そして、ホテルへ。
ホテルは素泊まりだけのところだったから、晩ご飯は外に出て適当に口コミが良さそうなところで食べたんだけどここがすごくよかった!

日本酒が入ってるグラスが切子!
(切子…ガラスの表面に紋様をカットを施して装飾する技法)
日本酒は東洋美人とohmine。
東洋美人は甘めで呑みやすいお酒だった。
ohmineは甘めって書いてあったけど、実際は癖が強くて、あまり自分がお酒飲み慣れていないってのもあって2〜3口しか呑めなかった。(それでも酔う)

真鯛と本マグロの刺し身。醤油は甘口醤油。
魚の脂の甘みを感じる。かなり美味しかった。

刺し身がこんなに美味しいなら当たり外れの大きいウニも頼んじゃう。
ミョウバン臭さの全くない良いウニだった。
海苔に乗っけて食べるスタイルは初めて見た。

サザエのつぼ焼き。
普通に焼くだけじゃなくて、焼いた身を切ってネギと和えて出してくれるところに仕事の細かさを感じた。

鮎の焼き物。
鮎が泳いでいるように見せるために串をさして焼いてるし、すだち?も絞りやすいような切り方をしているし、本当に丁寧。
(酔ったせいでちゃんとピント合ってないのが残念…(笑)

この他にもチーズとハムの春巻きとふぐ雑炊頼んだけど、どれも美味しかった。フグの刺し身も食べたかったけど、それは予約限定らしい。
とりあえず適当に調べて入った割には本当に美味しかった。

なんとなく行った山口だったけど、ご飯も美味しいし、観光の見どころも色々あって、良いところだった。

〜写真いろいろ〜
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あちこちにふぐがいた。

なんかゆるキャラがイカに襲われてるみたい。

本当は元乃隅稲成神社では多分この鳥居の上に賽銭箱がある筈だったんだよね。(日本で一番高い場所にある賽銭箱)

一日目の旅館、六角堂。
古めかしいけど、おもてなしが最高だった。
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2日目の昼食、ラルゴ。
上品で美味しいフレンチでした。
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最高に美味しかった居酒屋、浜ふく。
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