君とここにいるきせき

3期生ライブを直前に控えた中、意を決してのぎ動画に課金し、2017年の3期生単独ライブを観た。

そんな3期生単独ライブの本編ラストに3期生の新曲として披露された「思い出ファースト」という曲。


この動画での久保ちゃんのMC、そして思い出ファーストについて触れた当時の3期生さんのブログを読むと、

「お客さんと盛り上がれる楽しい曲!」

「爽やかな曲!」

こんなことが多く言われている。


そういう曲なのは間違いない。


2021年。バスラの一環ではあるが、ついに迎えた3期生ライブ。

果たして、どれほどの人が、この曲が、3期生さんにとって「泣ける曲」になっていることを予想していたのだろうか。







どうやらこの「思い出ファースト」には、大きな出来事があるらしい。

それは、2019年12月2日の久保史緒里さんのブログで知ることが出来た。


この日付は、3・4期生ライブ直後。

そのライブでは、どうやら「3期生曲でやりたい曲」を聞かれたそうだ。

その答えは、3期生みんな揃って「思い出ファースト」だったらしい。

そして、こういう結果になった理由を久保ちゃんが、推察しているので、その言葉を引用させていただく。

『きっと、
この曲をみんなが好きな理由に
"桃子が好きだから"
という理由があると思うのです。
桃子は、よく、
『踊っていて楽しい』と
この曲を語ります。
だからそんな桃子を見られる
この曲がみんなは好きなのかなって。」

(乃木坂46公式ブログ 久保史緒里『ガラスの向こうの温度』より)

こうなる背景には、2019年の夏の出来事があると考えられる。

桃子さんの夏の全国ツアーの欠席の発表とそこからの復帰。桃子さんが、復帰したのは、欠席したツアーのラスト、神宮3daysであった。

その復帰の仕方に関して、スタッフさんと桃子さん以外の3期生11人で話し合ったという『三番目の風の演出に関する話し合い』が、大きく作用していると思われる。

桃子さんは、この演出に対して、みんなツアーを頑張ってきたのに、自分が注目を浴びる演出は耐えられなかった。という後日談をインタビューでしている。それを汲み取った3期生さんが、「桃子さんを温かく迎い入れるため」「桃子さんに最高の笑顔で戻って来てもらうため」に起こった話し合いと言える。

その直後に来たであろう、「3期生曲でやりたい曲」という問いに、桃子さんが好きだと言う「思い出ファースト」で答えが揃うのは、自然な事だ。






そして、時は経過し、2021年。

梅澤美波さんと久保史緒里さんののぎおびにて、

このような発言が飛び出す。

「私、最近「思い出ファースト」聴くと泣いちゃうのよね〜って言う話を、みなみんにもしたら、私も!って言ってくれた」

(久保ちゃんの言葉であるが、正確に一言一句に合っている自信が無いので、そこはご了承願いたい。)

そして、この話から、2人で「思い出ファースト」の2サビ前からサビに掛けての歌詞を噛み締めながら歌い初めた。

『愛とは 何があっても許すこと』

『君と一緒にいられればいい』

『他のことはすべて目を瞑っているんだ』

『僕はそれで構わない』


これは、自分の推測・妄想に過ぎないが、梅ちゃんと久保ちゃんは、最も3期生を俯瞰的に見てきた2人だと思う

だからこそ、この曲を、今、3期生に照らし合わせると涙が出てくるのだろうと思う。

ただ、これが2人だけのことでは無いのは、9thバスラのアフター配信にて、期別対抗イントロクイズ対決に勝ったら、やりたい曲に「思い出ファースト」を挙げていたことから、明白だろう。

そんな3期生さんそれぞれのメンバーが、それぞれのメンバーに対して、思っているだろうなと思うこと、いや願わくば思っていて欲しいなと思うことは、


『君とここにいる奇跡』


である。




「11人とここにいるまでの軌跡」で生まれた「奇跡」

2021年5月9日の3期生ライブは、この2つの「きせき」を確かめる日。大切に見届けたい。

そして、いずれ終わりは来てしまうけど、まだ続いている「きせき」を、これからも噛み締めながら、応援していきたいな。






(っていうことを、キャスでも上手く話せればいいのに、なんであんなに、言葉が出てこないのでしょうか…… 難しいですね……)





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