雑記【 るびきのうるびきのう 】
大岡越前守:有馬家浪人、畔倉重四郎、頭を上げい!
畔倉重四郎:……はっ
大岡越前守:その方、今を遡ること7年前、日光街道幸手中宿権現堂御笹堤において、穀屋平兵衛を殺害したその罪を、杉戸屋富右衛門になすりつけた。それは相違ないか。
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これは、講談「畔倉重四郎」から抜粋した文章である。
大岡越前守、推せる。
ルビと読み上げ機能を使って遊びたくて夜しか眠ることが出来なかったので、満を持して推しの大岡様を召喚した次第だ。
遊びたくて、というよりは、実験したくて、の方が正しい。
読み上げ機能にはどうも限界があって、「通っている」を「とおっている」と読んだり、
「音を上げる」を「おとをあげる」と読んだりする。
「御笹堤」は「みささづつみ」と読んでしまうし、「殺害」を「さつがい」と読んでしまう。なんだか品がない。や、物騒な言葉に品も何も無いが。
そこで、ルビ機能である。
もしかしたら、ルビを振ればルビの通りに読んでくれるのではないか。わくわく。
果たして、それは失敗に終わった。
ルビの通りには読まない上、「畔倉重四郎」に「あぜくらじゅうしろう」とルビを振ると、
「あぜくらじゅうしろうあぜくらじゅうしろう」と、漢字とルビとを両方読んでしまうのだ。
音読には全く向いていない。音読される事を想定するならば、ルビは振らない方がいい。
音読機能を使った時の、ルビの効果的な使用方法はないかと様々考えた。
例えばオノマトペ。
ふわふわ、もちもち、さくさく。美味しそうだ。
これに、ふわとすれば、「ふわふわ」とよむはずだ。
でも多分、普通に「ふわふわ」と書いた方が100倍速い。
ルビ機能完敗。
まあ音読機能を使わなければこんなことを考えなくて済むのだから、考えなくて良い。
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因みに、寛大な大岡越前守でも、生涯で3人だけ、許せない奴がいたという。
その3人のうちの1人が、畔倉重四郎だ。
大岡越前守いわく
「八つ裂きにして余りある」と。
私の推しカラーは青だな。
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無職・ひきこもりは暇なのでこんなことばっかり考えているのだ。万死に値する。
何か面白い使い方があったら教えてください。
社不代表
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