過去を許すことができるのか
飛行機飛ばしてゲーム音楽鳴らして、それで喜ぶ国民チョロいな。
そう言われても仕方ないですよね…、自分もその1人です。
題名のない音楽会で、たまに見る、ゲーム音楽をオーケストラで、ってやつが好きなのですが、今回の開会式のも、まさにそれでした。好きに決まってます。
Aの音取りしながら、色んな楽器が続いてきていて、競技の姿にシンクロしていって、そしてドラクエ。こういうこと言うと笑われそうですが、ドラクエのイントロ鳴った瞬間に、ゾワッと、鳥肌が立ったような感覚になりました。
オリンピック賛成反対論に加担したいわけではなくて、ただただ純粋に、音楽の力って素敵だなぁ、と思ったので、書いてみました。
。。。
そのあと、MUSIC BLOOD。
またまた音楽の話しですが、ご勘弁を。
ゲストに鈴木愛理さん。
この方を最初に知ったのは、°C-uteというグループに居た時からなので、もう10年以上にはなりましょうか。
鈴木愛理というアーティストの凄いところは、アイドルであったという事実を全く否定したり曖昧にしたりせず、そこも含めて今があるんだと、過去を肯定して走り続けているところにある。そう自分は感じています。
例えば、昨日の番組内で披露した、「初恋サイダー」と言う曲、ひとつをとってもそうです。
元々がBuono!の歌唱であること、3人で歌いたいという想いはあること、それでもこのタイミングでBuono!のことを知ってくれた人たちがいるのなら、3人分の想いを背負っていま再び歌うのだ、と、自分の言葉で明確に話してくれたことからも、
過去をしっかりと踏まえて進んでいく、その姿勢がより強く伝わってきたように感じました。
そうして聴いた初恋サイダーは、間違いなく、今の鈴木愛理の歌唱が一番だった、と言い切りたいのです。
過去、様々な場面で披露してくれた、Buono!の歌唱を否定するわけではありません。あの時あの瞬間の表現はどれもが全力で、見た人の心に残っていると思いますし、そのどれもが最高でした。
でも、MUSIC BLOODでの初恋サイダーは、過去のものと比較してももちろん最高でしたがそういう比較では無く、間違いなく今の鈴木愛理さんの最高だったと思わざるを得ないのです。
過去を遡ってワーワー外野が言うことは簡単です。あの時こんな事を言ったから、やったから、と非難することも然り。欠点を責め、追い詰め、叩きのめすことだって、できてしまいます。
実際に、そうやって完膚なきまでに追い詰めて、力を奪ったり失脚させたり突き落としたりする光景を、特に最近は多く目にしてきました。もちろん、非難されて然るべき事に目をつぶれ、ということではないです。が、ネットいじめではないか、と思うレベルに展開されていたことも現実あったと思います。
でも、本当に大切なことは、一つのマイナスを徹底的に糾弾することなんかじゃなくて、そのマイナスを受け止めた上で、どうやってゼロにプラスに戻していくか、そこからどうリカバリーしていくか、ということではないでしょうか。それを許容するような社会やコミュニティが形成されていく事を望んでいます。
そしてそれがすぐには難しいのだとしても、1人の考え方として、鈴木愛理さんの「過去を肯定し続ける」思考はとても貴重だと思いますし、その思考の"環"が広がっていくと、より生きやすい社会になっていくのだろうな、と感じました。
。。。
火のないところに煙を立たせることが容易な世界になってきてしまったな、と思います。
そんな世界に生きる住人として、コミュニティの在り方や歴史を学び、未来に活かしていく、そんな活動をしていきたいな、と思いながら、今日もまた、しっかりと生きていこうと思うのです。
学びといえば、オリンピック開会式で、スワジランドが改名していた事を知りました。3年前のことだそうな。キャッチアップ能力、まだまだ改善の余地あり、です。
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