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オレ、天使

願いは叶うと誰が決めた 笑わせんな
神様だってそんなこと全然言ってなかった

バラエティ番組を観ている時、それは「ご本人登場?!」的な番組だったのですが、その"ご本人"として光GENJIのメンバーが出てくる場面を目にしました。

光GEMJIといえば、ジャニーズのグループの一つとして有名ですが、それは少し昔の話し。1990年前後に活躍されていたグループですから、いわゆるZ世代であればリアルで触れてはいませんし、若しかすると「知らない」という人もいるかもしれません。実際、その番組でもご本人登場の際、四千頭身 後藤さんは「知らない」と仰っていましたので、大きく外した見方では無いと思います。

人それぞれ、いろんな感想を持っていて良いと思いますが、自分は少し前の音楽も、ずっとずっと昔の音楽も、もちろん今流行りの歌も、どれも好きです。というよりも、時代で括って好き嫌いを判断してはいないです。特に好きな90年代のJ-ROCKの中でも、あまり好んでは聞かないアーティストだっていますし、つまりは「その時好きなものが好き」という身も蓋もない結論に至ってしまうのです。

後藤さんの知らない光GENJIのファンの方は、後藤さんの好きなSCANDALのことを知らない人だっているでしょう。どうか光GENJIファンの方は、今回の後藤さんの言葉を聞いて、不快になったりはしないで欲しいのです。

。。。

ここまで書いておきながら、四千頭身のことを特別に好きなわけではありません(失礼)。

今回言いたかったこととしては、「少し前に好きだったものを振り返るのって、懐かしくっていいよね」ということです。

冒頭に引用した詞は、ポルノグラフィティのメンバーがまだ3名だったころリリースされた「foo?」というアルバム中、「オレ、天使」という曲の一節です。

初めて自分が聞いたのは小学3,4年生のころだったと記憶しています。別に当時はそこまで何も感じなかったのですが、最近聴き直したときになぜか耳に残りました。

何となく聞いたことあるような言葉を疑う。知っているつもりになっていたことが本当に"つもり"であることに気づかされる。信じていたことがデマだったとわかる。

溢れるような情報社会を生きる現代人にとって、常識を疑う、では無いですが「それは本当か」と根拠やソースを常に確かめる心がけは大切ではないでしょうか。

時間が無い、という言い分もわかりますが、時間は万人に平等に与えられているわけで、そればかりを言い訳にするのも少し厳しいとは思います。

根拠のない噂に振り回されず、火の無いところに立つ煙に惑わされず、この難しい世の中を生き抜いていきたいと感じた、今日この頃です。

。。。

昔を美化するわけでは決してないですが、最初に好きになった時の印象は今でもずっと心に残っているわけで、そういう意味でポルノグラフィティさんのこの頃のアルバムは、いつ聴いてもやっぱり良いなぁ、と思うのです。

「ロマンチスト・エゴイスト」「foo?」「雲をも掴む民 」、そして「WORLDILLIA」。どれも名盤ばかりですので、聴いたこと無い方がいらっしゃいましたら、ぜひご一聴くださいませ。


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