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今こそ(今さら)ブラック・ミラーを紹介するよ!

どうも、Netflix中毒者です。

毎日何かしらNetflixのドラマやドキュメンタリーを見ないと安心して眠ることができません。
多分、タバコを吸わないと落ち着かない人の気分ってこんな感じなんだろう。知らないけど。

さて、そんなNetflixの番組の中で僕の一番好きなドラマ「ブラック・ミラー」を紹介したいと思います。もちろんネタバレは一切しません

Netflixには「ストレンジャー・シングス」という化け物級に人気のドラマがあるのですが、僕にはイマイチ乗れませんでした。
この作品では80年代の古き良きアメリカの世界観の中で、少年たちの友情・冒険・勇気・勝利を描く感じなので、非常に少年ジャンプ的なドラマです。別にディスってるわけではないです。念のため。

でも僕は天邪鬼なので、そういう少年ジャンプ的なドラマよりももっとシニカルでブラックジョークが効いたドラマがないかと探しておりました。
それが「ブラック・ミラー」です。
ストレンジャー・シングスが「80年代・友情・冒険・勇気・勝利」
をテーマにしているなら、
ブラック・ミラーのテーマは「近未来・SF・シニカル・ブラックジョーク
になるでしょう。

ブラック・ミラーが優れているのは、ホントに「あー、この技術遅かれ早かれ実現するだろうな。」という技術が出てくる点もそうだし、そうした技術が出てきた時に起こりうる問題点や人の行動、感情が巧みに表現されていることです。

また、全て1話完結のオムニバス形式なので、前の話を覚えていないといけないとかはありません。

全4シーズンで話数としては19話と少なめなので、一気見も可能です。
が、しかし!
やはり忙しいあなたのために観るべきトップ5の話だけ紹介したいと思います。

5位:シーズン1-2話「1500万メリット」

社畜のごとく毎日単調な労働を行い、ウザい広告に追い回され、憂さ晴らしは架空のアバター購入とテレビ視聴という現代社会の縮図を切り取ったような世界。しかし、こつこつ1500万メリット集めた者にはそんな生活から抜け出すチャンスが与えられる。
そんな世界の中で主人公ビング(演:ダニエル・カルーヤ、ゲットアウトの主演俳優)が奮闘するという話。

上述の現代社会の嫌なところだけを抽出し、誇張した世界観が秀逸。
そして、主人公ビングに訪れる運命もまたブラックジョークたっぷりで秀逸。

見終わった後は、今の経済体制や社会について考えること間違いなし。

4位:シーズン4-4話「HANG THE DJ」

99.8%という超高確率で、運命の人を見つけるマッチングサービス。
このサービスでは運命の人を見つけるまでに何人かと強制的に付き合わされるだけでなく、付き合う期間まで決まっており、タイムリミットが来ると強制的に別れさせられるというちょっと不思議なところもあります。
そんなサービスで出会った男女の恋愛を描く。

これは伏線とオチが秀逸。皮肉要素はありませんが、こんなサービスあったらいいなと思わせてくれます。

3位:シーズン4-1話「宇宙船カリスター号」

ソードアートオンライン(SAO)的なゲーム内に入り込んで遊べるゲームを開発した天才プログラマー。
彼は天才なんだけど、社長はおろか社員にすらバカにされており、そうした自分をバカにする奴らをゲーム内で奴隷のように扱うことでストレス発散していた。
そんなゲーム内奴隷たちがこの天才プログラマー(=ゲーム内では神のような存在)に立ち向かう話。

SAOを、もっとリアルに、人間関係ドロドロに、皮肉たっぷりに描いた感じの作品であっという間の50分。

2位:シーズン3-4話「サン・ジュニペロ」

サン・ジュニペロという街で出会った2人の女性の話。設定は80年代風。
2人の友情と純愛が描かれると同時に、SF的な謎(サン・ジュニペロには夜12時までしかいられない。80年代かと思いきや90年代にも自由に行ける)も提示される。

このサン・ジュニペロという街の真実が分かった時、あなたならどうするか。彼女たちの選択を見守りつつも、我々視聴者も人生における選択が迫られているドラマです。

1位:シーズン3-6話「殺意の追跡」

SNSで炎上した著名人を狙った連続殺人事件が発生。
2人の美人刑事が事件の謎を追う。あらすじとしてはそれだけですw

まるで女性版「セブン」のような話。
全編にわたる緊張感、犯人の目的と思想、近未来感。全てが噛み合っている傑作。サスペンス好きなら今すぐ観るべき。
そして今すぐフィンチャー監督で映画化すべき

ではでは、良いNetflix生活を!

【twitter】https://twitter.com/nogacrypto?lang=ja

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