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修羅場のケーススタディ / 木村尚敬 | 読書メモvol.6

このnoteは私が読んだ本の中でよかった本を1,000字前後で要約しています。

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仕事に修羅場はたくさんあると実感している人はたくさんいると思います。
私もかつてのサラリーマン時代には、上司の理不尽な指示、お客様からのクレームの嵐など色々なことがありました。
こうした修羅場に対処する力を養ってくれるものがケーススタディではないかと感じます。
擬似体験をすることで自分の身に置き換え、とことん考えて問題解決の要所が掴めるかと思います。


要約

修羅場を乗り切れるか否かは、リーダーがいかにリーダーシップを発揮するかにかかっていて、リーダーシップを発揮するために必要なことは2つ。

・ポジションを取る:
 何事においても、「自分はこう思う」 という意思表示を明確に行う。

・決めたことをやり切る:
 決めたことに反対する人がいても、 泥臭いヒューマンスキルを
 駆使しつつ、やり切る。

修羅場を乗り切る力を鍛えるのに最適な方法として「ケース スタディ」がある。
ケーススタディは、当事者になりきり、自分なりの 仮説を立てながら思考実験を行うことができるのだ。

新サービスのトラブルで、クレームが殺到したケース
→速やかに顧客に謝罪し、情報開示を実施。その後、現場担当者のフォローを行った上で、問題解決に向けた議論を促していく。

役員から強気の事業計画を立てるよう迫られたケース
→まずは現実に即した計画を立て、ロジカルに説明する。それでも納得しない場合は、裏技を駆使して役員と戦う。

前任者の無茶なやり方で現場が疲弊しているケース
→1人で前任者に挑むのではなく、部下を巻き込み「チ ームの総意」として戦う。そして、新しいやり方で結果を出す。

プロジェクトが人手不足かつ納期が延ばせないケース
→会社にプロジェクトの重要性を訴え、人を回してもらえるよう交渉する。また、社内外のリソースを上手に借りるよう交渉する。


何かを変えたり、新しい取り組みに挑戦しようとすると、必ずと言っていいほど反対する人や抵抗する人が現れますよね。
こういった修羅場をどのように切り抜けていくかで、改革の成否が決まっていきます。
正面突破で行っても大抵痛い目に遭うので、泥臭いヒューマンスキルは必要になりますね。

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