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世界規模の原発災害

メディアがなぜ原発事故とその後のことについて積極的に発信していかないのか、すごく気になっている。
日本国内のみならず世界でも大切な問題なのに。

福島第一原発の事故は世界規模の原発災害は間違いない。
チェルノブイリ(Chernobyl)なんか遥かに超えている事故で、未だ廃炉の見通しが立っていない。
今後どうしていくんだろう?廃炉説明会に行って聞いてみたけど、結局目処は立ってないということが今の答えだ。

2011年3月。
あの程度の被害で済んだことは、もちろん尽力した現場の方々の努力もあったが、幸運な偶然の積み重ねに過ぎないと思っている。
FUKUSHIMA 50やThe Daysなどのような事実もあるだろうが、美談にしてはいけない。
もう一度同じ規模の事故が起きたら日本、いや地球が終わってしまうくらいの事故だ。

地震や津波は天災。
原発事故災害は人災。
本来2つは全くの別物であり、明確に区別されるべき事象にも関わらず、日本ではこの天災と人災の2つを同一視する傾向があるように思える。

原発事故は原発を運転していた日本の電力会社が地震と津波という天災への対応を誤ったために引き起こされた人災であることは明らかでしょう。
そしてその監視役ともなるはずの委員会や政府が監視役になってなかったのも問題でしょう。

そもそも世界でも類を見ない地震大国である日本で原発を稼働させるのであれば、地震や津波、火山活動、巨大台風といったものは、当然予想すべき事態なんですよね。

原因が自然災害だったとしても、一度事故を起こせば当事国日本のみならず世界規模で甚大な被害が出る原発に関して、"予想を超えた"や"想定外"などという言葉は通用しないはずです。

運転管理において本来果たすべき責任を怠った。
事故直後、情報を故意に隠蔽することで被害が拡大してしまった。
国土が3度も放射能という見えない毒で侵されてしまった。

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