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【パニック症について】

【パニック症について】

久しぶりに昔なった事を思い出した。


初めてパニック症になったのは、
父が急に倒れて、
生死をさまよい復活した後。


頑張る母を無理させないようにと、
色々私なりにいっぱいいっぱいになり、
恐れや不安がマックスになった時に、
急にパニック症というものになった。


病院のお見舞いに行けなくなり、
買い物にも行くのもちょっと出かけるのも恐くて、
冷や汗と心拍が上がって震えが止まらなくなって
動けなくなってしまう。


昔から取り乱すことがないし、
理性が崩れない方なので、
そんなことになるなんて本当に思ってもみなかった。


頭では何てことないとわかっているのに、
恐怖と不安で押しつぶされそうになって、
心臓が苦しすぎて動けなくなる。


まるで体や頭にスイッチがあって、
急にスイッチが入る感じなので、
いつ発症するかが分からない。


その恐怖と不安が重なりまた動けなくなるの繰り返し。


いつでも、
私の中に爆弾をもっている気がしていた。
そんな中でも私は薬に頼るのだけは嫌だった。


でも本当に苦しすぎて、
精神的な薬を飲む人の気持ちも分かった気がした。


私は仕事もしてなかったし、
安心できる家や人がいたのでどうにかなったけれど、、


でも、
私はそういう時こそ学ぶ事がたくさんだと思う方で、
向上心に燃える性格で、
ヒーリングもはじめてそういう人の手助けになれるかもしれないし、せっかく来たチャンスを逃さないように、
色んな事を試した。


脳の事、体の事、精神の事、食事療法、、、
動けないなら、
とことん本を読んで、
体を動かして、瞑想や呼吸法をしたり、
できる範囲でとことん試す。


私なりに分かった事は、
・思考パターンをかえるために違う脳の回路を作る。
(普段とは違う知識や情報をいれてみる)
・恐怖や不安で体が固まるので、
 ストレッチや体をできる範囲で動かす。
(体と精神は連動している。睡眠不足を防げる。)
・呼吸が浅くなるので、
 呼吸を深くする呼吸法をする。
(考えすぎは呼吸が浅くなる)
・できる範囲でいいから少しずつでも外に出てみる。
(守りすぎると外にでれなくなってしまうので、、ちょっとだけでもいいから無理やり外に出てみる)
・パニック症は一瞬苦しいけれど、絶対に収まると知る。
(苦しい波がきたら抑え込もうとすると余計パニックになるので、収まることを知ることで楽になる。)
・急いで直そうとしない事。
 休めるならとことん休む。
(体や脳がパニックの状態を覚えているので、
 すぐに治らない。。。気長にゆっくりと治そういう気持ちを持つ)
・一人で頑張りすぎないで、
 甘えられる人には甘える勇気を持つ。
・規則正しい生活をする。
(乱れると不安定になりやすい。)
・視野が狭くなりがちなので、
 そういう時の自分の思い込みはあまり信用し ないようにする。
・体に優しいご飯を食べる。
(刺激物はなるべく控える。)
・なんでもいいから自分のやりたいことをする。
(気がまぎれる。)
などを私は学んだ。


それにしても、
それまで、
自分は強いと思い込んでいたので、
「私が?パニック症になるなんて…」と思ったけれど、
誰しも、いつ何が起こるか分からない。ということを知り、
自分の弱さを知り受け入れ、
恐れや不安という目に見えない恐怖の恐ろしさ、
自分の思考で体も心もできあがっているという事、
人の優しさや思いやりや感謝など、
本当に色々学んだ。


大変な時があるからこそ、気づけたことも沢山。
優しくもなれるし、弱くもなれるし強くもなれる。
新しい自分も知れるし変わっていけるし、
ありのままにもなれる。


そして、
いつか苦しんでいる誰かのためになれるかもしれない。
そう思うと、
ただただ、面白く、
無駄な事はない。と思うのです。


【ピンチはチャンス】
少しの勇気と行動さえあれば必ず変わっていける。
と思うのです。

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