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人生初のスナックで素敵な言葉をもらった話

今回は、人生初のスナックに行ったら医者のおじさまと出会って心救われたよってお話です。
それではちょっと長くなりますが前置きから〜↓


私は大学4年生で就活を終え、春から学童の先生として働くことになりました。

弟が2人いる私は中高生の頃から子どもが好きだったし誰かのために働くのが好きでした。
周りからも保育士とか向いてるよと言われることが多かったです。

でも、世間の保育のイメージは重労働・低賃金。
マイナスのイメージが大きかったので大学進学の時に保育士になることは諦めました。

就活も別に特別熱があるわけじゃないけど商社を見たり、IT・人材業界を見たりしていました。
私は数で勝負できるタイプではなく、1社1社時間をかけないと対策ができませんでした。
そのため、落とされるたびにメンタルにきてしまって毎日のように泣いて体調を崩してしまっていました。
そんな中でやっぱり未練が捨てきれず2社だけ受けていた保育業界の面接で驚くほど生き生きと話すことができました。
子どもたちの未来について、保育業界について語ることがあまりにも楽しくて、給与面での不安はあるけど、絶対保育業界に入ろうと決めました。

しかし、家族や大人たちにこのことを話すと
「大丈夫?保育なんてやめた方がいいんじゃない?」
と口を揃えて言われました。
確かに給与は高いとは言えないし少子化で子どもも減る一方で将来性も薄い。
心配しての言葉だとわかっているけど、こんなことを言われる度に自分自身の将来への不安が大きくなり、夏になった今も自分の選択に自信が持てませんでした。

こんな感じでモヤモヤしている時にたまたまスナックに行くことになり、カウンターで隣に座ったおじさまと仲良くなり、自分の悩みを話しました。

その方は医者で、(以下先生と書かせていただきます。)学生の時は障害者支援の福祉ボランティアもやってたよ、という話をしてくださいました。障害者の方のお家に一緒に住むような形で支援をしていたという話を聞いて、報酬が出ないボランティアで自分はそこまでの支援はできないかもしれないと思い、やっぱり自分は福祉の仕事は向いてないんだろうかと思いました。
でも先生は

「いや、生きていく上でお金は1番大事だよ。学生ボランティアと仕事は違う。俺は患者さんやその家族のために医者をやってるけど、それでもボランティアではできない。」

と言って、学童支援員という仕事に自信が持てないことについても

「俺は1番いい仕事だと思ってるよ。世の中の人もみんないい仕事だと思ってる。金出さない政府が悪いな。」

「しんどくなったら辞めた方がいい。でも今に(収入や社会的な地位が)逆転するから。ちょっとだけ踏ん張ってみな。」

と言ってくれました。
その日初めて会って名前も知らない人だったけど、「いい仕事だよ」と誰かに言ってもらえたことが嬉しくて安心して泣いてしまいました。

確かに現状は生活していくのもギリギリなくらい厳しいけど、私はずっとやりたかった子どもに関わる仕事ができることに誇りを持って胸を張って社会に出たいと思います。

政府は早急に福祉業界の賃上げしてください。
最低でも2倍です!!!!!

最後に、届くかわからないけどスナックで話を聞いてくれた先生ありがとうございました^ ^

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