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感謝の向こう側にあるもの

わたしには好きな人がいます。

仕事に関するメールのやりとりだけで、
会ったことはありません。

顔は知らないし、何なら名前もよくわかりません。
(失礼ですよねごめんなさい)

便宜上、ここではキャサリンとしましょう。

わたしがキャサリンを好きな理由。

それは彼女はどんなメールでも、
必ず感謝の一文を添えてくれるからです。

すごく些細な、他の人なら流すようなことにも彼女は「ありがとうございます」と言ってくれます。

その感謝で、わたしはキャサリンの虜になりました。

会う機会があれば、
西暦の数だけバラの花束を用意したいところです。

で、ふと思いました。
わたしはチョロいのか?と。

感謝されればそれだけで人を好きになってしまうのか。
そもそも、何故「ありがとう」と言われただけで心奪われたのか。

それはきっと、わたしが「ありがとう」に大好きな言葉を重ねているからでしょう。

英語で言うところの…
"I care about you"です。

わたし、この言葉が大大大好きなんですよね。

さらっと「好きよ、いつも気にかけてるよー」と言えちゃう感じ。
(わたしの中の意訳です、違ったらごめんなさい)

見返りを求める感覚よりかは、
好きでその人を気にかける感覚というのでしょうか。

あなたが元気ならそれでOK。
でも、違ったら力を貸したい。

フランクな思いやりを示す言葉が、
わたしにとって"I care about you"なんです。

そんな感覚を「ありがとう」に重ねているみたいです。
(わたしが勝手にね)

だから「ありがとう」をもらえると、

え、わたしを気にかけてくれているの?!
好き!!超絶好き!!

になっちゃうんです。
…チョロいですね。

やっぱり、誰かに気にかけてもらえるって嬉しいですよね。

伝えてもらって初めて「あ、見てくれてた?」と気づくこともありますし、そのときの喜びはひとしおです。

わたしの好きな人は「ありがとう上手」な方ばかり。
彼に対する憧れは消えるどころか、ずっと新鮮なままです。

「ありがとう」
「あなたが好きよ」
「気にかけているよ」

こんなことがさらっと言える人になりたいものです。

そしてゆくゆくはわたしみたいなチョロい人間をガッサリと集め、家をバラの花で埋め尽くしてみたいものです。

みなさん、読んでくれてありがとうございました。

お会いしたことはないかもしれませんが、
わたしはいつもあなたを気にかけていますよ。

そして、お会いすることがあればきっと。
わたしはあなたのことを好きになると思います。





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