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氷山の一角に至るまで〜2021年上半期の振り返り〜

明日から7月。2021年も半分が終わろうとするので、ここまでの活動を備忘録として記しておく。


私の年始めは”長野への移住”から始まった。

昨年末に勤めていた大阪の会社を辞めて、埼玉の実家へ帰り、両親の故郷である長野へ移り住んだ。


”新しい人生、心機一転”と前向きに考える人もいるだろう。


しかし社会や人との付き合いがなくなり、毎月25日に入っていた精神安定剤(給料)もなくなり、これまでの思い出を断捨離していたわたしは気持ちが晴れなかった。


この先、どうなってしまうんだろう……。

つながりを絶った孤独感と、先行きが見えない不明瞭な将来に”不安”の二文字が心の中に残っていた。


曇天を晴らそうと『もう悩まない!あなたのやりたいことを見つけよう』的な本や動画を見漁った。……が、何回見ても見つからない。


あぁ、会社員をやめて時間が有り余っているのに、結局無駄な時間しか過ごしていないじゃん。

取り組んだことすべてをマイナスに捉え、根暗スパイラルにおちいった。


そんなときに出会ったのが、女性向けキャリアのオンラインスクール・SHElikes(以下、SHE)だ。

忘れもしない、3月6日土曜日。自己発見本に”かろうじて”見つけた、やりたいこと=デザインについての体験レッスンを受講した。


デザインを学んで、いつかはホームページとか作れる人材になるぞ〜!

希望いっぱいの思いを抱いた3月。入会して1ヶ月後、さっそく挫折した。(そのなりゆきについては過去のnoteを読んでいただければ汗)


やっとの思いで見つけたデザインをまたもや諦めるなんて……と自分に呆れながらライターに興味を持ち始めた。


どのくらい興味を持っていたかというと、ライティングのスキルを学べるライターコースで、当時4つの課題を提出するほどのめり込んでいたのだ。(課題提出は必須ではないにもかかわらず)

ライターコースの提出課題は、プロのライターさんから褒めポイントを含めた添削フィードバックが返ってきて、もともと文章コンプレックスのわたしにとっては大きな励みになったのである。


ライターを始めてみよう。

ツイッターではプロのライターとして働かれている人や、SHEのライターコースで学んでいた受講生をフォローし、情報収集を始めた。
ライターコースで提出した課題の添削箇所はすべてメモをとり、はやく一人前のライターになるよう精を尽くした。


文章を書くこと、すっごいおもしろい!これがわたしのやりたかったことだな〜。

5月に入り、初めて仕事を獲得した。書くことの楽しさや、やりたいことを仕事にできた喜びが胸いっぱいに広がり、まさに”天職”に就けたんだと感じた。

ちなみに、この全盛期に着手していたことがこちらである。

・ライターコース卒制インタビュー(企画〜執筆)
・アウトドアWEBメディアの初案件
・自主企画note10日連続チャレンジ
・ライターコンペの挑戦
・SEOやインタビューに関する本を3冊読破


6月。先月のテンションはどこへいったのかと思うくらいに、調子がイマイチだった。


記事を書いていても気分が上がらない、なんだか不完全燃焼……。
わたしはいったい、どういうライターになりたいんだろう。

自分がアウトプットを行いつつも、現役で活躍しているプロのライターの文章を読んでは、羨望と比較からの絶望を繰り返した。

フリーランスのライターとして働くためには、何かしら強みを持ったライターになりたかったが、固く縛った考えが余計にわたしを苦しめた。


このままではいけない!外の意見を聞こう!

さっそくわたしはライターコンサルの中村洋太さんにお話しを伺った。


「自分が書きたい文章を書く」

ふらふらとライター像を定まりきれないわたしにとって、今後の行動指針としての助言をいただいた。そして将来自分が憧れているメディアで書くために、具体的な取り組みを教えてくれた。

「今できる力を振り絞り、自主企画をnoteに残しておく」


自分が書きたいと思うテーマはなんだろうと、頭の片すみに置いたまま、約1ヶ月寝かせた。

その間、SHEの受講生でもあり中村さんのコンサル生でもある仲奈々さんや、こあさんにも相談した。悩みと呼んでいいか分からない不安を温かく聞いていただき、大変参考になる経験談やアドバイスを話してくれたのである。


おかげで、以前よりかは”なりたいライター像”を考える余裕ができた。
そしてやっとの思いで自主企画のテーマを練り上げ、今こうして上半期の思いを綴っている。


***


自分のやりたいことを突き詰めた半年。

移住から始まり、SHE入会、デザインの挫折、ライターへの挑戦、ライター像の模索……。ゴールが氷山の一角であるならば、その下に眠る行動は(今年だけみても)数々あった。

しかし、これほどまで挑戦を続けたことは人生初めてであり、やっとの思いで見つけたゴールを私は誇りに思う。


2021年の下半期は、どのような結果で終わるのだろう。

新しい氷山ができているのか、はたまた上半期氷山の一角が溶けきれていないのか(それは勘弁)。

まずは、6月に練り上げた自主企画からはじめて、より充実した、より磨きをかけたライターに成長していきたい。

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