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日記(2024/4/3-4/4)

2024年4月3日

雨が降っている。最近はぼんやり寝てぼんやり起きることが多すぎる。もっと、寝ようとして寝て、起きようとして起きた方がいいんだと思う。ぼんやりしていたから目覚ましをかけ忘れたけど、ぼんやりしていたからか7時半ごろには目が覚めた。

携帯を見ると、最近の嬉しいやりとりが続いていて、嬉しい。特に何かについて会話している訳でもなく、お互い一言日記のようなことと、その景色の写真を送り合っている。私はこれまで写真を送る友達が少なかったから、新しい感覚でたのしい。

朝ごはんに冷凍していたごはんをチンして、お茶漬けを食べる。きっと市販のお茶漬けの素の中でよくよく目にするそれに、ネギと鰹節、いり胡麻をかけて、熱いお湯を注ぐ。この一連の流れが最近のお気に入りだ。

気持ちの靄が晴れていく様子を、かすかに感じる。
なるだけ、嬉しいことやときめくこと 記録していこう。


2024年4月4日

お昼すぎに、お世話になっているカメラマンさんが新しくオープンしたスタジオにおじゃまする。お祝いに何か贈りたいと思っていて、遅くなったが、その人に似合う素敵な花器とお花を。プレゼントを選ぶのはとても好きで、いつも代わりに私が欲しくなってしまう。

お仕事の現場で会うことが多いので、メールやLINEでは仕事のやりとりとワタワタの現場喋りがほとんどで、ずっとゆっくりお話ししてみたいと思っていた方。その方はフォトグラファーでも写真家でもなく「カメラマン」と呼びたいと密かに思っている。(あまりその違いは分からないが、人によって勝手なイメージがあって、使い分けている)
その人の写真に写る 人 はみんな、いつもより優しく温かみがある。こんな言い方はどうかと思うが、ちょっと嫌な人も少しいい人に見える気がする。
それはその人の想いや人柄が、紛れも無くそうさせているんだと思う。

家族もふうふも行政も企業も、みんなその人に撮ってもらったら、街が優しくなるのではと思っている。スタジオに向かう道中で、やっぱりそう思い、お喋りの中でもそれを伝えた。
世の中には写真を撮る人が沢山いるけれど、どの方もそれぞれの魅力がしっかりとあるから、私はなるべく固定せずに、そのお祝いごとに、本当にふたりの魅力を記してくれる方を、ディレクションしたい。その仕事こそが、わたしのすべきことだと、いつからか強く思っている。私は私の持ち場でね。

夜ごはんは友達と。よく電話をする人で その流れでご飯に行くことに。
小・中・高と一緒のその子。(中学高校は部活も一緒。なんなら高校は3年間クラスも一緒)"ニコイチ”みたいな付き合い方はしたことないけれど、小学生には長い通学路、放課後の公園、隣で走る自転車、同じ方向に揺られる電車、いろんな場所で喋ってきた人。

仕事で、とことん悩んでいて、自分の行方が分からなくなっている様子。いろんな揺れを話してくれたのに、その分の返しをまるでできずに、後悔する。
声を聞かせてくれた人の、気持ちがゆるまる会話を、いつもできる私でありたい。家に帰ってからも、どんな言葉を私は口にできたかと考える。魔法使いでも、魔法のランプを持つ青い魔神でもなく、気持ちだけがまだまだ青いので、すぐに叶う自分ではないだろうけど、1日1日の経験を詰んだ先にそんな人でありたい。

昨日のお喋りの中でふいに「死ぬときに、中身のある自分でいたい」と口にしていて、その後も自分の言葉を反芻した。その通りだと思う。



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