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かしこさラボ

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賢さとは何か、どのようにすればはぐくむことができるのかを探求するためのマガジンです。 賢さの要素を分析して理解し、それを手に入れる実践をとにかく溜めていくところから始めています。…
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#Web3

かしこさラボ【導入】~一緒にかしこくなりませんか~

なお、「かしこさラボ」の「導入・分析編」の記事は、できればPCで腰を据えて読むことをオススメします。スマホで読むことを想定した加工は、少しずつ進めていますが、しっかり考えながら読む環境がベストです。 ①なぜ今賢さの探究をするのか 賢く生きたいと思う人はかなり多いだろうし、私もそうだ。 その割に「賢さって何ですか」という問いに対して明確な答えを持っている人は少ない。「論理的な話し方ができる」などと、部分的な回答は出てくるのだが、体系的に説明している書物やサイトに出会うことは

Web3の評価基準は「面白い」かどうか メインストリームに対するオルタナティブと考えよう

最近、私の周囲でもWeb3が話題沸騰である。Google Trendでもこの傾向ははっきり見ることができる。 人々のWeb3に対するスタンスは概ね以下の3タイプに分けられるだろう。 1.Web3は世界を変える技術であり、これに乗り遅れてはいけない 2.Web3なんて言葉だけで意味ないよ 3.Web3って何?よく分からないんだけど 1のスタンスは、政治サイドからの盛り上がりの影響もあるようである。自民党が「NFTホワイトペーパー Web3.0時代を見据えたわが国のNFT戦

Web3をめぐる「物語」のすれ違い リオタールのポストモダン論から考える

「大きな物語」という言葉を聞いたことがあるだろうか。フランスの哲学者、ジャン=フランソワ・リオタールは、モダンが「大きな物語」に依拠する世界、そしてポストモダンを「大きな物語の終焉」として特徴づけた。 Web3をめぐっては、それを国際競争力の切り札に位置づけたり、経済成長へのエンジンとして期待する議論も交わされている。しかし、Web3の源流であるブロックチェーン技術を生み出した思想と、経済成長や成長戦略は、そもそも同じ「物語」依拠しているのだろうか、というのが今回のテーマで

Web3の「日本人的」な戦い方 情報収集とデータ分析

こんにちは、渡辺創太です。 ブロックチェーンや暗号資産などWeb3領域の情報は、世界中でさまざまなジャンルで溢れかえっており、アップデートのスピードも物凄く速いです。それらを適切にキャッチアップしていくことは簡単ではないですが、それを実行し分析することはこの領域で働くため、起業するための最も重要なスキルの一つだと僕は考えています。また、主語を大きくするのは良くないですが、いわゆる「日本人的」な強みや考え方の1つに改善力があると思います。これはロングタームで複利的に効いてくる