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【今月も読ム】2月に読んだ本/3月に読みたい本【漫画中心】

「Z世代」みたいなことを言うが、私は縦書きの文章を読むのが苦手だ。
単に読書習慣がなかったのもあり、丁寧に読んだところで内容が入って来ない。

小説に対する苦手意識が、「紙の本」に対する苦手意識に転じて、小説と同様に漫画も避けてきた。
有名な作品のキャラクターやセリフについて、「原作漫画履修済みです」というような顔をしてやり過ごしてきたが、実際はインターネットまたはアニメから取り入れていた。

ところが、今年に入って漫画を読む(読まねばならぬ)機会が生まれた。
10年ほど前から気になっていた斜視が昨年末から急激に悪化し、スマホの使用を制限せねばならなくなったのだ。
詳しいことは割愛するが、ザックリ言うと、紹介状をもらって眼科を4ヶ所たらい回しにされたあげく、1月末に『時計じかけのオレンジ』状態で、眼の裏の筋肉に注射を打つ治療をした。クソ恐かった。

斜視の原因は、スマホの見すぎだった。
本当は、1日12時間以上スマホを見ていたが、医者の前では「8時間くらいですかね」とサバを読んだ。
それでも「こりゃ重症だ」という顔をされ、「とにかくスマホを見る時間を減らしなさい」と指導された。
そんなわけで、スマホの代わりとして漫画を読むことにしたのだ。


前置きが長くなったが、とにかく、今、漫画をたくさん読んでいる。24歳を目前にして漫画のおもしろさに気づくことになるとは思わなかった。
小説に対する苦手意識から、漫画まで苦手だと思い込んでいたのは間違いだった。

もっと早く漫画のおもしろさに気づいていたら……とも思ったが、恐らく、もっと早く気づくことはなかったのではないかと思う。
なぜなら、今、ここ10年で一番精神的に余裕があるからだ。


……というわけで、読んだ本(漫画中心)を簡単に記録していくことにしました。デジタルで読んだものや雑誌なども、できるだけ含めます。
もう3月に入ってしまいましたが、今回は、2月(+3/1〜5)に読んだ本と、3月に読みたい本を紹介します。

ちなみに私は、「さすがZ世代!」などと言われると、わかりやすくシャッターを閉じます。

〈注意〉
ネタバレなしで頑張りますが、「あらすじも何も知りたくない!」という方はご注意ください。


ニセモノの錬金術師 1巻〜2巻

原作:杉浦次郎 作画:うめ丸

ツイッターで漫画を見かけたら基本的に読むのですが、
先日、以下のツイートを見かけて読んでみたところ、想像以上にツボにハマり、すぐに単行本(1巻)を購入しました。

原作の杉浦次郎さんによるツイート

異世界の常識に基づいた科学のようなものが、まるで実在するかのようにストーリーに絡み合っていて、どうやって考えているのだろうか……と思うと気が遠くなります。凄すぎる。
1巻の購入と同時に2巻も予約し、楽しく読みました。3巻が楽しみ……。

pixivで人気を集めていた、杉浦次郎さんによるラフ版はかなり先の方まで進んでいるのですが、私はあえて先に進まず、うめ丸さん作画の単行本を待とうと思っています。

▼ラフ版まとめ

▼カドコミでも、一部読めます。

▼単行本 ニセモノの錬金術師 1


葬送のフリーレン 1巻〜8巻

原作:山田鐘人 作画:アベツカサ

アニメを先に何話か観ていたので、内容が入って来やすいのではないかと思って購入しました。面白すぎる。
ネタバレなしで説明するのが難しいのですが、常に心を揺さぶられます。
コメディ要素の占める割合もちょうど良いので、フェルンとフリーレンのやりとりに癒されています。幸せ。

1巻を買った時、12巻発売後のキャンペーンで、「“キャストボイスが聞ける”魔法のキャラクターカード」をもらえました。
2巻を買う頃にはもうなくなっていたのか、もらえませんでした。もう少し早ければ……。

12巻まで既に買ってあるので、それは3月に読むとして、4/17発売の13巻も予約しました。

▼葬送のフリーレン(1)


日常 1巻〜2巻

作:あらゐけいいち

アニメのファンだったので、原作も読んでおかなければと思い、読みました。
漫画ならではの、吹き出し・フォントの使い方が秀逸で、アニメとはまた違ったシュールさがあり面白かったです。

なんかカバー2枚かかってるな〜と思ったら、
2022年12月に、7年ぶりの新刊『日常』(十一)が発売されたのに伴い、既刊『日常』(一)~(十)が、「あらゐけいいち新規描き下ろし【超幅広帯】仕様」になっていたそうです。

カバーじゃなくて【超幅広帯】なんですね。

右が新規描き下ろし

▼日常(一)


薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜 1巻〜11巻

原作:日向夏 作画:倉田三ノ路

いま一番ハマっている漫画がこちら。アニメを先に見て、面白かったので購入しました。

『薬屋のひとりごと』には2種類の漫画があり、「仕組みがわからない」という声も多いので、簡単に説明します。

まず『薬屋のひとりごと』は、日向夏先生による小説が原作です。

▼小説家になろう版

https://ncode.syosetu.com/n9636x

▼書籍版

それをもとに、
・ねこクラゲ先生作画の『薬屋のひとりごと』(スクウェア・エニックス)
・倉田三ノ路先生作画の『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』(小学館)

2種類の漫画が発売されています。
ストーリーは基本同じですが、描く人が違うので表現が異なる──という感じです。
ねこクラゲ先生の方がラブコメ要素強め、倉田三ノ路先生の方がミステリー要素強めとのことで、私は倉田三ノ路先生の方を読んでいます。
漫画を読む習慣がない母も、楽しく読めているみたいです。

ファンはどちらを読むか迷った挙句、両方読むことになるらしいので、私もねこクラゲ先生の方をいずれ読むと思います。

原作小説は現在14巻まで発売されていて、『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』の最新刊(18巻)は原作小説の4巻にあたるとのことなので、これからも長く続いていくと思うとワクワクします……。

17巻まで既に買ってあるので、3/19発売の18巻も予約しました。

▼ねこクラゲ先生作画 スクエニ

▼倉田三ノ路先生作画 小学館(私が読んでいるのはこっち)


成瀬は天下を取りにいく (6割くらい)

作:宮島未奈

中高時代の同級生で、今も仲の良い友人から、突然以下のようなLINEが来ました。

「読んでほしいから送り付けても良い?」と言われたが、自分のバイブルになる可能性もあると思い、自腹で購入することに。

言われた通り、前情報なしで読んでみたところ、なるほど……。
簡単な言葉で言うと「空気が読めない」のだと思う。(似ていると言われて傷ついたりはしていない)
驚いたのは、序盤で成瀬が「200歳まで生きる」のを目標にしている描写があったこと。以前より私のツイッターを見ていた方は知っているかもしれませんが、私は本気で200まで生きられると思っており、100を超えた後の展望などをツイートすることがあります。

ただ、成瀬は私より立派です。
私は、立ち回りを間違えたと自覚した時、わかりやすく誤魔化すし、かなり落ち込みます。一方成瀬は、自分の行動が周囲から浮いていても、特に気にしません。周りの空気感に気づいているのかどうかも怪しい。
成瀬にもそれなりに悩みはあると思いますが、私もこれくらい筋が通っていれば、もう少し生きやすいかもと思いました。何かヒントがあるといいな。

まだ読んでいる途中なので、引き続き読み進めていこうと思います。

▼成瀬は天下を取りにいく


呪術廻戦 1巻

作:芥見下々

「全ての人間が呪術廻戦を読んでいる前提」で会話を進めるような人ばかりの環境にいるので、流石に読んでおいた方が楽しいだろうと思い、読むことにしました。

まだ1巻しか読んでいませんが、やはり面白い……!
1巻→2巻→0→3巻→4巻……という順番で、少しずつ読んでいこうと思います。

▼呪術廻戦 1


サチ録〜サチの黙示録〜 1巻

作:茶んた

オススメされて読んだのですが、面白い!
個人的に、前情報なしで読んでほしいので、あらすじの説明はしません。

4/4発売の2巻も予約しました。

▼少年ジャンプ+

▼単行本 サチ録〜サチの黙示録〜 1


カラオケ行こ!

作:和山やま

実写映画公開中で気になっていたところ、オススメされて読みました。
これも、前情報なしで読んでほしい……!
普段漫画を読まない人にも刺さるのではないか?という気がしました。カラオケ行こ!自体は1巻で完結なので、読むハードルも低いと思います。

▼カラオケ行こ!


ファミレス行こ。 上

作:和山やま

『カラオケ行こ!』の続編です。
こちらもあらすじは説明しません。とにかく面白い。

『ファミレス行こ。』は不定期連載なので、『ファミレス行こ。 下』の発売はかなり先になると予想されますが、楽しみに待ちます。

▼ファミレス行こ。 上


女の園の星 1巻

作:和山やま

数年前に話題になっていたので、ずっと読んでみたかったのですが、こんなに面白いとは。
何が起こるわけでもなく、淡々と進んでいく日常がシュールで最高です。
私も女子校出身なので、独特の空気感に共感したり。

2巻と3巻も買ってあるので、これから読みます。

▼女の園の星 1


小林さんちのメイドラゴン 1巻〜2巻

作:クール教信者

「今までみたアニメの中で一番」と言っても過言ではないほど、『小林さんちのメイドラゴン』のアニメが好きなので、原作も読んでおかねばと思い読みました。

表現はアニメと大体同じですが、作画が結構違うので新鮮に楽しめました。アニメだとカンナちゃんの可愛さにとんでもないインパクトがありますが、漫画だとトールの愛おしさに、より、目が行きました。

▼小林さんちのメイドラゴン (1)


からかい上手の高木さん 1巻〜2巻

作:山本崇一朗

有名な作品なので読んでおかねばと思い。
もう、『からかい上手の(元)高木さん』が発売されているのでわかりきってはいますが、「早くくっつけよ!」と思いながら読みました。
学校って、なんの約束も取り付ける必要なく、毎日好きな人に会えていいね……。


▼からかい上手の高木さん (1)


干物妹! うまるちゃん 1巻〜2巻

作:サンカクヘッド

こちらもアニメが好きだったので、原作も読まねばと思い読みました。
うまるちゃん、やはり魅力的すぎる。

▼干物妹! うまるちゃん 1


デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 1巻

作:浅野いにお

「熱狂的なファンが多い作品」というイメージがありましたが、読んで納得しました。
どういうこと……?となにがなんだか掴めないまま引き込まれていく感じが、作品の世界観そのままというか、登場人物と状況を共有している感じがして不思議でした。
寝る前に読むと、毎回世界が変わってしまうようなコワイ夢を見ました……。でも、もう一度その夢を見たいと思ってしまう不思議。

特徴のある背景描写が気になって調べたら、浅野いにお先生のインタビュー記事がありました。

3/22から劇場版アニメが公開されるみたいです。
小山門出役が幾田りらさん、中川凰蘭役が、あのちゃん。観にいこうと思っています。


▼デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション (1)


公募ガイド 冬号 2024 VOL.434

最近大喜利を観るのにハマっており、「大喜る人たち」や「こんにちパンクール」など大喜利に関する特集があったので購入。

公募ガイドは初めて購入したのですが、たくさんのコンテストがまとまっていて面白いですね。
これだけたくさん掲載があるなら、どれか一つくらい出してみようかな〜と思いましたが、あまりピンとくるものがなかったの、で今の所動けていません。

▼公募ガイド 2024年 02月号


クイック・ジャパン169

こんにちパンクールのこちらの動画を観て、気になったので購入。

Quick Japanの購入は初めてでしたが、有名人のインタビューを読むのが好きなので、楽しかったです。
あとから気づきましたが、GENERATIONSの公演ルポと個人インタビューの一部が、お世話になっている坂井彩花さん執筆でした。彩花さん〜好き〜。

紹介されていた漫画も、読んでみようと思います。

▼クイック・ジャパン169


ふつうの軽音部 第1話〜第13話

原作:クワハリ 作画:出内テツオ


オモコロ杯2022受賞者同期のクワハリさんがツイッターに載せていた漫画をちょこちょこ読んでいたのですが、その漫画がジャンプルーキー!で人気を集め、『映像研には手を出すな!』の大童澄瞳先生ロンブー淳さんに絶賛され、気づいたら大人気に。
その漫画が『ふつうの軽音部』です。

▼大童澄瞳先生のツイート

▼ロンブー淳さんのツイート

▼ジャンプルーキー!

なんかすごいことになってるぞ!?と慌てて1話から読んでみると、面白くて読み進める手が止まりません。なんでもっと早くこの面白さに気づかなかったのかと、後悔しました。(古参ぶりたかった)

現在は、出内テツオ先生による作画で、少年ジャンプ+にて連載中。
4/4には単行本1巻が発売されます。もちろん予約しました!

▼少年ジャンプ+

▼単行本の予約はこちらから


【来月も読ム】3月に読みたい本

購入・予約済の作品や、3月中に絶対読みたい作品をメモしておきます。

  • 葬送のフリーレン 9巻〜12巻
    購入済。

  • 薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳 12巻〜18巻
    購入・予約済。

  • 成瀬は天下を取りに行く (続き)
    あともう少し。

  • 呪術廻戦 2巻、0 東京都立呪術専門学校
    よくわからず0だけ先に買っちゃったので、2巻をこれから買う。

  • 女の園の星 2巻〜3巻
    購入済。

  • ルックバック
    購入済。

  • 妹・サブスクリプション
    3/8発売、予約済。

  • キルミーベイベー 1巻
    購入済。アニメのファン。


以上、「2月に読んだ本/3月に読みたい本」でした。
来月以降もやる気があれば、まとめていこうと思います。


脳乃あメ

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