今週のニュージーランドの新聞記事より - 学校での酷いいじめにつき、親が文部省へ直接クレームをつけた
週末です。(と言っても、もう半日も残っていない…)
今日カフェで見た新聞に「学校でのいじめがひどくて、親が文部省へ直訴した」と言う記事がありました。
以前も書いたと思いますが、ニュージーランドはいじめも結構多いです。
いじめに関しては、私は「いじめをする人」をどのようにサポートして
その人のスキルを上げ、再度同じようなことをしないようにするか、
と言うことに、とても興味があります。
私のやっている 「Collaborative problem solving」で言っているように
人にいじめをする人間は、「いじめたいからやる」と言うよりは
自分の行動の結果がどのように人に影響与えるかとか、
自分の心の隙間をどのようにもっとポジティブな行動で埋めれば良いかとか
そういうことを理解し、行動するスキルが欠けているからだと思うのです。
(ご興味のある方は、こちらを参考にしてください)
結局、いじめっ子を学校から追放すれば、問題は解決した様に見えても
そのいじめっ子自身は学歴もなく、サポートも受けられない状況で
大人になったら犯罪を犯し、牢屋に入れられ
牢屋から出れば、職につけないので生活保護を受け
誰かと子供を作ることになれば、
その子供はスキルのない親に育てられ
トラウマを受けて育っていく。
なんか、そんな循環を続けていくことになります。
(勿論、全員がそうではないでしょうが。)
記事にあったのですが、
ニュージーランドではフィンランドで使われている
KiVaと言ういじめ対策のプログラムを使っているそうです。
私は初めてその名前を聞いたし、そのプログラムのWEBサイトを見ても、
プログラム自体について、あまり具体的な事はわかりませんでしたが。
つい最近そのフィンランドで、いじめ関連で12歳の子供が他の子供を撃ち殺すという悲しい事件があった様です。
完全にいじめをなくすのは困難かもしれませんが
ここから学んで、この様な悲惨な事件を無くする方法を考え出し
実行に移して欲しいですね。
(勿論、フィンランドだけでなく、世界中の国で)
「親も育つ子育て」を広めるために、私の持っている知識、経験、資料をできるだけ無料で皆さんに届けたいと思っています。金銭的サポートが可能な方で、私の活動を応援していただける方は、サポートをしていただけると嬉しいです。