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今週のニュージーランドの新聞記事より-若年犯罪者更生に、ブートキャンプ方式導入の試み

また週末が来ました。
もう今年の半分以上過ぎました。時間が経つのが早い!

今回の記事は、数回、犯罪を起こした若者たちの更生法として
政府が、12か月のミリタリースタイルのブートキャンプを試みることについてです。
これは2029年までに、若者の犯罪を15%削減すると言う政府のプランに沿ったものです。

下が、実際の記事へのリンクです。

まず、1回目の試みとして、10人の若年犯罪者が選ばれました。
過去に2回以上、犯罪を犯しており、10年以上の刑が課されている、というのが必須条件。

具体的な内容の詳細は無いのですが
ミリタリースタイルのキャンプとあるので、かなり肉体的にも鍛えられるということだと思います。

下の記事が、少し詳しく、このブートキャンプ方式の更生法について書いてあります。
メンターがサポートする、との事。

ただ、この記事によると、ミリタリースタイルのキャンプが他の国で、長期の再犯防止に有用であったと言う証拠は無いらしいです。
(じゃあ、何故やるの???)

たまたま出て来たこのyoutubeお勧めビデオ。

最後まで見ると、やっぱり、キャンプを出た後どんなサポートが必要なのかを実感します。

私は自分の患者さんで刑務所から出てきた人を見ていても思うのは
刑務所から出た後に、サポートがあまりない事。

結局、刑務所から出て、職を探すのも住処を探すのも難しく
また犯罪を犯して、食べ物と屋根がある刑務所に戻る、
と言う人が少なからずいます。

刑務所から出た後、サポートをしてくれない家族や友人に囲まれていれば
更生していくのが難しいのは明らかです。

ブートキャンプをするのに、どれだけ税金がかかるのか知りませんが、
それに、お金を費やすよりは、
犯罪を犯した人たちの行動が、世の中が期待するものに添えるようにするにはどの様にサポートしたら良いのか、を明らかにする事。
(既に明らかだと思いますが。)


裏にある、そして真の原因である「経済的な問題、心の問題」に寄り添ってサポートしていくことに、政府は税金を費やした方が良いのではないか、と個人的には思います。



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