下戸って大変だよね

私はほろ酔い１缶飲むだけで頭痛、吐き気、全身の火照りと痒みや寒気を催してしまう下戸である。だからここ 1年間全くお酒を飲んでいない。

大学生になった当初に非常に苦しい経験をした。入学してからすぐに研究室に入室したのだが、納会や研修旅行などのイベントの際は必ずと言っていいほど飲み会が開催される。そこで案の定先輩に無理やりお酒を飲まされるわけだ。自分のような全くお酒が飲めない人の立場の方ならこの苦しさに共感できるが、飲める人にとっては想像もつかないだろう。感覚的には地獄と天国に近い気がする。

先の経験から飲みに誘われても断るようにした。しかし、同級生との繋がりも徐々に絶たれてしまった。私は割とコミュニケーション能力は高い方であると自負しているが飲み会で自分だけノンアルなことが非常に嫌だった。

インスタグラムのストーリーは必ず飲み会の動画が流れてくる。それを見るたびに嫌悪感が湧いてしまう。アルコールの分解力は遺伝的なもので決まっているため、努力しても改善することがないのも残念だ。

私が一番下戸で苦労するのは、大学生から社会人まで出会いの場がほとんど飲み会の席であることだ。お酒に頼らなくてもいいのだが、グループでの飲みになると私だけシラフというだけで浮いてしまったり、相手が本音を言ってくれなかったりする。そしてそれ以上の関係にならない。お酒によって皆とワイワイしたいと毎度思ってしまう。

その反面、飲み会にお金を使わないため旅行や自己投資に費やせる。アルコール中毒にもならず、健康な生活を送ることができる。などいいこともたくさん挙げられる。

飲み会は楽しいが、その時間に自己投資をして将来のために頑張ることでみんなと差をつけることができると思えばいいのかもしれない。隣の芝生は青く見えるように、