標準体脂肪率に戻したいだけの場合
世に溢れるダイエット本。
殆どが太ってしまった人の気持ちをわかっていない。
食べる量>動く量
になっている原因がどうの。この運動でシックスパックに!とか、そもそも望んでいない。
普通の体型になりたいだけ
ダイエット本の著者は「私だって昔は100kgでした!この方法なら間違いないです!」と帯に書いていたりするが、自分のマインドセットがある時点から別物になった特別な人であることに自分が気づいていないからタチが悪い。
標準的な体脂肪率に戻す事と、バキッと仕上がった身体をつくる事は別次元の事なのに、いつしか
続ければバキッとなるから、標準体型なんて通過点
のような論調で勝ち組?の成功体験を押し売りしてくる。イラっとくる。
そもそも運動嫌いだし、美味いもの食って幸せ感じていたいんだ〜!炭水化物は最高のパートナー...
この手のコンテンツは一旦引き出しの中にしまいましょう。バキッと本気でなりたくなったら出すくらいで。
さて、本題。
最初にやるのは浮腫みを抜く事。
毒が抜けていないから、運動がダルい。疲れが抜けない。あぁダラダラしていたい...となるし、体脂肪を燃やすような運動を続けても見た目が変化しにくい。まずは溜まった不純物を一掃するところから始める。
抜けてくると、顔のラインはスッキリするし、関節付近がしまって見えるから「あれ?結構痩せたんじゃない?」なんて周りから言われる。
この周りの声が大事。一人で変えられないから太ってしまったんです。だから、周囲に褒められちゃうと効くんですよ。一番大事なメンタルに。
浮腫みが抜けたあたりで体脂肪計に乗ってみましょう。その際の体重はあまり気にせずに。あと何%落とす必要がある?(男性:20%前後、女性25%前後を標準とした場合)
例:40代男性、170cm、75kg、体脂肪率30%の場合
標準まで▲10%=約7.5kgの体脂肪をサヨナラしたいとなる。
50g/日のペースで落としていくと、150日目に目標達成。実はこれでもハイペースな方。実際は1年かけてやるくらいでいいので、20g/日ペースでもいい。
食生活は変えない(思い立った日の1週間前までの食生活を踏襲)。食を変えると大体ストレスがかかるので、体脂肪燃焼の邪魔。ストレスフリーが基本です。
体脂肪がエネルギーとして使われる条件は以下の3点を満たした時だ。
① 肝臓と筋肉内に貯蔵されているグルコースを使い切った
② 楽しくて続けたくなる運動をしている(ハァハァいわない)
③ 体脂肪(脂肪酸):グルコース=1:1で代謝できる状態
どんな状態なのか?というと...
空腹感を感じていない状態で、普段やらない動きをストレスなく行えている
という状態。慣れないことを楽しんでやれている時は最も体脂肪がエネルギーとして使われます。「初めて⚪︎⚪︎をやって楽しかった!」って日が続くと痩せるんですよね。思い当たる節あるでしょ?
50gの体脂肪はエネルギー換算で350kcal。20gペースなら...割り算してね。厳密にはもっと多い消費活動が必要ですが、細かい話は一旦割愛。
運動で消費するなら息が上がらず、汗ばむペースで30分位。
運動が嫌いな人は腹式呼吸で述べ1時間ほどスーハーする(やれる時にやって合計が1時間になればOK 汗ばむ程度の強度は必須)。
これだけ。150日後までは体重計には乗らず、毎朝、鏡で自分の裸を見るだけでいいです。本当にこれだけ。
走りたい!とか、ジム行きたい!とかなった人はご自由に。ただし、
キツイ...お腹が空いた〜
と感じる状態にはさせないのがポイントです。食生活も変えずに。
信じるものは救われる。美味しいものは我慢しなくていいです。本当に。
標準体脂肪率以下に落としていく方法は別の機会に書きます。
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