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ストレスと身体

1、長時間ストレスについて

「辛い」「苦しい」といったストレスを長時間与えると身体は

「生命維持活動の危機」

と捉えて、エネルギー消費を抑えて低燃費化しようとする。

摂取した(してあった)栄養素は出来るだけ「体脂肪化」し、筋肉や骨に含まれるアミノ酸を分解してエネルギー化することで代謝する。

アミノ酸分解が進めば筋肉量が減少し、結果として身体はエンジンが小さくなって低燃費化するので、一石二鳥というわけだ。

長時間ストレスで

減るのは「筋肉」、増えるのが「体脂肪」

痩せよう!と思って、頑張って運動したのに減るのが体脂肪じゃない...仕事や人間関係で精神的ストレスが溜まり太った...長時間ストレスは肉体的にも精神的にもデメリットが大きいんです。

頑張ってダイエットする人ほどリバウンドするのはこの為でもあるんですね

さて、どうしたもんでしょう...


2、短時間ストレス

短時間のストレスで成長するのは神経です。

同様のストレスがかかることに対して「素早く」「力強く」反応出来るように成長していきます。「慣れる」がコレです。

「筋力の限界近い強度の運動」を短時間行って、傷んだ筋肉を補修する為に必要な栄養を摂取し、48時間以上休息を取る。すると筋肉は超回復して

大きく成長‼︎...しないんです。

実は超回復なんて現象も殆ど誤解。大体、筋繊維の細かい損傷を修復...って損傷した時点で肉離れ同様の怪我です。筋繊維が切れちゃったら性能落ちるでしょうに...

負荷の大小に関わらず、反復運動を繰り返していくと...

①運動神経 ②血管・リンパ節 ③筋繊維

の順で成長する。運動を始めて2週間位までは身体的には疲労物質が発生している位で、特に何の変化も起きていない。

筋トレは開始後3週間から見た目も変化して...ってテレビとかで言ってるし、実際なったし!

という人いますね。ところが、殆どが②までの変化です。筋繊維を活発に動かす事が日常化すると、身体は栄養素を楽に運べるように変化していき、更に筋肉の中に貯蔵出来るエネルギー量を増やそうとします。これは道路を太くして、駐車場が増えた程度の変化。まだ、建物(筋繊維)自体が大きくなった訳じゃない...

道路が太くなって駐車場も広くなると「見た目」の容積は増すので、筋肉が大きくなった様に見える。トレーニングプログラムを売る商売の方は、お客さんの心が折れないように身体の変化を予め示しただけ。筋繊維の肥大は適切なストレス&栄養摂取管理をしていった上で起こる、その先の変化。

日常生活で必要のない筋力なんて、本当はいらないでしょうから、バーベル持ち上げてヒーヒーいうような運動は必要ないです。

補足で書きますが...元々ガッチリ体型、筋トレすると膨らみやすい身体の人は、筋繊維の「数」が生まれつき多い(≠筋繊維が太い)タイプ。また、欧米人が総じて筋肉質(に見える)なのは「赤筋」と呼ばれる筋繊維の割合が高く、収縮で隆起する部分が多いので「目立つ」という理由。(これ以上は細かい話なので割愛します)


体脂肪...減りませんねぇ...


#ダイエット

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