見出し画像

【ノーコード開発】AdaloとPowerAppsを徹底比較!

こんにちは!ノーコード部の若林です。
今回は、ノーコード開発プラットフォームの中でも特に簡単にアプリが開発できる「Adaloと」、Microsoft社が今推している業務改善アプリ開発プラットフォーム「PowerApps」をあらゆる面から比較していきます。

はじめに

まずはAdaloとPowerAppsについて、それぞれ簡単に紹介します。

Adaloとは

Adaloはアメリカ発のノーコード開発プラットフォームで、Webアプリ・ネイティブアプリが作成できます。ノーコード開発プラットフォームの中でも特に綺麗で使いやすいUIと開発難易度の低さから、かなりの人気を誇っています。ノーコード開発が初めてだという方にもおすすめのプラットフォームです。

PowerAppsとは

PowerAppsはMicrosoft社が提供しているクラウドサービス「Power Platform」に含まれるノーコード開発プラットフォームです。業務改善・自動化に特化したアプリや、Webサイトの作成ができます。Excelに似た関数を使うので僅かに学習コストがかかりますが、SharePointなどのMicrosoft社が提供している他サービスとの連携に長けています。

AdaloとPowerAppsを徹底比較!

それでは早速、様々な面からAdaloとPowerAppsを比較していきましょう。

料金

Adaloは組織毎、PowerAppsはユーザー毎の料金プランになっています。
複数人でアプリを開発・利用するのであれば、Adaloの方がお得ですね。

開発画面・開発方法

Adaloは非常に直感的な操作が可能です。スクリーン上にドラッグ&ドロップでコンポーネントを配置していきます。

Adaloの開発画面トップ

コンポーネント毎に設定しなければならない項目が予め定められているので、それに沿って表示されるテキストや利用するデータを設定していきます。

「入力必須の項目が空だった場合はエラーテキストを表示する」といった動作も、
エラーテキストを入力するだけで実装できます

次に、PowerAppsの開発画面を見ていきましょう。

PowerAppsの開発画面トップ

PowerAppsもコンポーネントをドラッグ&ドロップで配置できる点に関してはAdaloと似ていますが、コンポーネントの動作や処理はこちらでゼロから関数を書いて実装する必要があります。

送信ボタンを押した際の動作を決定するための関数を1から書く必要があります
エラーテキストの表示処理もゼロから書く必要があるため、実際の関数はもっと長いです

Adaloはもともと用意されている項目しか変更できないため自由度が低いですが、その分学習コストは低く、工数も少なく済みます。
PowerAppsは関数を書ける分自由度は高いですが、Adaloと比べると学習コストは高く、工数も多くなってしまいます。
シンプルなアプリを素早く作りたいのであればAdaloが、複雑なアプリを作りたいのであればPowerAppsが適しているといえるでしょう。

開発したアプリの配布方法

Adaloで開発したアプリは、iOS端末にはApp Store、Android端末にはGoogle Playにて配布できます。Adaloの開発画面上でビルドをしてから、各アプリストアへの申請が必要です。

PowerAppsは少し特殊で、開発したアプリを誰に向けて配布したいかによって配布方法が大きく変わってきます。

  • 組織内のメンバーのみに向けて配布したい場合
    PowerAppsの公式アプリをApp StoreもしくはGoogle Playからインストールします。開発画面上で開発したアプリを共有したいメンバーを選択すると、該当するメンバーのPowerApps公式アプリ上に開発したアプリが表示され、利用できるようになります。

  • 組織外のユーザーにも配布したい場合
    AppSourceというMicrosoft独自のアプリストアで配布します。

AppSource

プラグイン(コネクタ)

一見Adaloのプラグイン数は少ないように見えますが、Zapierやintegromatなどのサービス同士を連携させるサービスにAdaloとのコネクタが搭載されているため、それらを利用すれば外部サービスとの連携の幅は大きく広がります。ちなみに、Zapier上で連携できるサービスの数は3,000種類以上あります。

API連携

API連携にはどちらも対応しています。

速度

開発したアプリの速度は、正直なところどちらも遅いです。
急ぎで使うことがあるアプリや反応速度を求められるアプリの開発には向きません。

まとめ

以上の比較から、Adalo・PowerAppsが向いているのはそれぞれ以下のような人だといえるでしょう。

Adaloがおすすめなのはこんな人

  • シンプルなアプリを素早く作りたい

  • 複数人で開発がしたい

  • 作ったアプリを手軽に色んな人に使ってもらいたい

PowerAppsがおすすめなのはこんな人

  • 複雑なアプリを作りたい

  • Microsoft社のサービスを頻繁に使っている

  • アプリを共有するのは組織内だけでよい

いかがでしたか?
皆さんも自分に合ったプラットフォームを見つけて、ノーコード開発を楽しんでみてくださいね。

―――――――――――――――――――――――――――――

ノーコード部では、アプリの受託開発を承っております!
「アプリを作ってみたいけれど、どのプラットフォームで開発すればいいのか分からない…」
「自分のデザイン力や技術だけでは不安…」
という方は、是非一度弊社にご相談ください。

企画からデザイン・開発まで弊社で行い、圧倒的な短納期・低価格であなたの理想を実現いたします!

ノーコード部HP(WebFlowで作成)
https://nocode.c3reve.co.jp/

運営会社:シースリーレーヴ株式会社(Wixで作成)
https://www.c3reve.co.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?