自己肯定感の上げ方とは?

自分が好きか?という問いに、最近になって「割と好きかも」と答えられそうなくらいには肯定できるようになってきました。

自己肯定感が低い理由として、母の子育て方法が理由の一つと考えています。
私の母親は、母親は偉い存在、自分(母親)はすごい、対してお前(娘である私)はアレがダメ、これがダメ、褒めたら調子乗るから、〇〇くん(同級生)はもっとすごい、お前は叩かないとすぐ甘えてダメになる…てな感じで精神的に子供を支配するタイプの人です。(未だに実家に帰るとやられますし、やる方は無自覚です)
精神的に叩かれて育ったので、社会人で世の中に出るまで、世の中の人ってすごい人たちばかりで、自分は世界の底辺なんだと本気で思ってました。
いや、マジで。
謙遜の態度で、本当に自分を卑下してました。
比較対象サンプルが弟しかいなかったのです。

また、小学校、中学校でも体の成長が早い方で、尚且つ私の気質が災いし、私が口煩かったのでしょう。男子から散々ババア、ブス、デブと罵られましたし、勝気だったので虐められてもめげずにやり返していたら、私が悪いと扱われることが多く(男の子ってやり返されるとすぐ泣きますよね。そして子供は泣いたら正義を取れる時代と環境だったんです)、大人からは言い分を信じてもらえず、異性からは生意気だと嫌がらせや悪口言われることが多かったので、益々自己肯定感は下がりました。
実の親にさえ、可愛くないと評されていたので、自分は客観的に見て可愛くないんだと、努力しても無駄なんだとしみじみ思ったものです。
この時の写真を見ると、つまらなさそうな顔をしていて、確かに可愛くはありません笑
あと父親や祖父の顔や体の特徴を挙げて、よくない方に似たって言い方をされました。
これ子どもからするとどうしようもないことの上に逃げ場がないので、本当にオススメしません。
苦しくて自罰的な行動として、最悪自傷行動が始まるのでやめてあげてください。私はこの時の癖が30年近く経った今でも、未だにやめられません。

高校生&大学生で経験したアルバイトでも、感謝された経験もなく、むしろミスやできないことで怒られることばっかりだったので、本当に自分は社会不適合者なんだなぁと思っていました。
普通の人は怒られちゃった〜今日は失敗したけど明日がんばろ!とか、店長機嫌悪くて最悪〜!って思うらしいですが、自己肯定感ないと「自分ってこんなことも出来ないなんて生きてる価値ないな」に思考が直結します笑
小中高と本当に辛くて、そこまで行くと死ぬなんて生ぬるくて、自分の痕跡が残ることすらも嫌で、20歳になったら持ち物全部処分して樹海に行こうって思っていたものです。

懐かしい思春期の思い出だなぁ〜笑
おかげで今も樹海は憧れの地です。
菌類多くて、もう少し温かければ、分解早そうよね♡

そんな私がなぜ30半ばまで生きているかというと、大学進学、社会人で貯金がある程度できた段階で、家を出て親と離れたからです。

世の中の人は得意なことを伸ばす、好きなことを学ぶという道があることは本で知ってましたが、叩かれまくると何が好きかも正確には把握できなくなってきます。
もう自分がわからないんですよね、親の価値観に叩かれすぎて、自分の判断基準がないのです。
そのため、私が選んだのは苦手を補う方向でした。
苦手な教科の中でも、面白そうと思った化学でした。昔好きだったゲームが組み合わせて効果を作るゲームで、女性科学者が出てきたのに憧れがあったこともあります。(デバイスレインというゲームです)
余談ですが、未だに何が得意かと聞かれると困ります。得意がわかりません笑
ただ、分からないことを理解しようと頑張った分、化学なら自信がついてきました。

そんな訳で大学進学で家を出て、自分の興味を持ったことに挑戦して動画を作ったり、創作をホームページで公開したりして、好きや得意はともかく、自分が作ったものを楽しんでくれる人がいることを知って、世の中生きていても悪くないモンだなって分かったのが、今も生きてる根本だと思います。
精神が落ちまくり誰も見てないだろうと思っていたブログで吐き出しまくった闇を見て、ろくに交流もないのに温かい言葉をかけてくださった相互リンク先のお姉様。
貴女のおかげで私は今日まで生きてます。ありがとうございます。

さて、自己肯定感が低いと、この後大変苦労します。
そう。就職活動です。
なにしろ、やりたいことがない。ないというか、わからない。何ができるかもわからないし、とにかく自分に自信がない。自分の長所も得意なことも、全く分からない。
めちゃくちゃ苦労しました。
お手本のように、上手く行きませんでした笑
そして何とか見つけた仕事も、リーマンショックで給与金額が大幅に引き下がることになり、内定辞退して実家に戻り就職先を見つけることになりました。

でも結果として、今ではこれが良かったと思っています。
まず実家に帰って見つけた職の給料がとても低かったのと、残業がない仕事だったので、夜は塾講師のアルバイトをしていました。(家で親に会いたくないと言う気持ちもあり笑)
苦手なことを調べて&補って来た私の生き方故に、授業の内容だけでなく、プラスの豆知識として、子供たちに教えられることがありました。
あと子どもは素直なので、教えたらその分伸びるんですよね。
教えたことを吸収して、成績良くなったよ!とテストを持ってきて見せてくれる子どもたち。
人を育てて誰かの得意を作れている、誰かの誇らしい気持ちを作る手伝いができるんだと実感できた体験で、今までの生き方で得てきた苦痛が昇華されるような嬉しい経験でした。

その後、紆余曲折を経て何回か転職を経験しましたが、どの仕事も自分が全く知らない分野だったことと、自己肯定感が低いが故に自分で学ぶことが身についていたので、最近話題のリスキリングをずっと自分でしている状態でした。
流石に学生の頃よりは減りましたが、仕事に関係する新しいことを自分で調べて本や文献を読んだり、ネット検索するのは日常行動です。
このおかげで専門知識を身につけて、仕事で使うことができた体験があるので、今までの自分の行動は今の自分を作る基礎になっているから、自分が生きてきたことを肯定的に捉えられるようになったのだと思います。

過去のトラウマが消えた訳でもなく、ふとした時には自己肯定感の低さが出ることもありますので、まだまだ自己リハビリは必要です笑

さて、私が実感した自己肯定感の上げ方のまとめ。
①自分の肯定感を下げる対象から離れること。
②自分の行動で他人を楽しませることや、他人の成長を手助けすることができると知ること。
③現在の自分の状況から、過去の自分の行動が悪くなかったと過去を認めること。

渦中にいると、そうは言っても、と思うことばかりだと思います。
そんな時に無理してもいいことないので、無理しないでください。
休みの日に日向ぼっこしてる時にでも、あー暖かくて幸せだなー生きてて良かった、よく今まで自分は頑張ってきたな〜くらいでちょうどいいと思います。
ある日ふと、ああ、今の自分は割といいかもって時がきます。

生きてるといろいろありますが、ぼちぼち生きていきましょうね☺︎

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