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【簿記3級】1ヶ月で日商簿記3級に合格出来たので勉強方法などをまとめる


※この記事は1ヶ月で日商簿記3級試験の合格を保証するものではありません。参考程度に見ていただけると幸いです。


こんにちは。現在大学2回生で、統計学などに興味を持つ経済学部生です。

2022年11月に行われた日商簿記3級試験(以下簿記3級)で合格したので、それまでに実施した勉強や、どのようなことに気をつけたかなどを記録していきます。

初投稿で至らない点もあると思いますが、暖かい気持ちで見ていただけると嬉しいです…!




•プロフィールと当時の勉強時間

 •関西の私立大学経済学部。受験当時は1回生。好きな教科は数学、苦手な教科は社会系科目と古典。

 •簿記3級取得前は資格無保持。英検やTOEICなども受験歴は無いです。

 •現在は統計検定2級も保持しています。

 •簿記に対しての勉強時間は平日と休日共に1~2時間ほど。 

 •テストが近づいてきても上記のペースは崩しませんでした。ちょうどいい長さで集中できたと思います。

こんな感じです。
大学では微積や統計を用いた経済学を中心に履修しているため、自分の学びたい範囲には活用できませんでしたが、自己啓発も兼ねて「大学生ならばまあ取っとこうかな」「資格勉強の練習で」ぐらいのノリで勉強し始めました。

受験勉強で培った知識を民間試験にどう活かすか、ということや大学に入って勉強しなくなった鈍りを戻すことを念頭に学習することができたかなと思っています。

将来は経理などに就きたい!という方や、公認会計士や税理士を目指す!という方は避けては通れない門ということになりますね。


•概要と作戦、実際に受けて感じたこと


•簿記3級取得は簡単か?


まず初めに言っておきます。

ネットで言われているほど簡単ではない

ということです。もちろんしっかりと対策していれば大丈夫なのですが、「すぐ受かる!余裕!」ということを間に受けないようにしてください…!侮るなかれです。

また、「大学生は取得しておくと就活に有理!」という記事もよく見かけますが、はっきり言ってそんなことは無いと思います。
資格勉強にチャレンジするのはとても良いことですが、その先にあるものを考えて受験しなければならないと思います。TOEICも同じ理由であまり受けようとは思いませんでした。

将来簿記の知識が必要!という方はもちろん、勉強ができる証明や、勉強する習慣付けという動機で臨むべきだと思います。


•作戦と感じたことについて


簿記3級は100点満点中70点で合格、配点構成は問1が45点、問2が20点、問3が35点となっています。僕は以下のような作戦を立てて試験に臨みました。


•優先順位は問1>問3>問2。よって、解き進めるのもこの順番で解くようにする。

•問1は1ミスまでに抑える。これが1番大事。

•問2は範囲が広く、さまざまな出題傾向が過去問から確認できたため、5~6割を目指した。正直、1ヶ月では問2の出題範囲を完璧に網羅できなかった。

•問3は基本の仕訳+自分で数値を書き換えて考える問題。7割程度を目標とする。

上記の作戦通りに解くことができると、42点+10点+24点=76点となり、合格点数に達します。キーとなるのは、やはり問1でミスをいかに減らせるか、だと思います。

問1は簿記3級全体における基本的な操作である「仕訳」が確実にできるかどうか、を問うものになります。テキストからパターンをおさえておくと、満点は狙いやすいと思います。

また、問1をほぼ満点にするだけで合格点の約60%を取ることができるため、比較的解きやすいこの範囲でしっかりと45点満点を取れるように問題演習していきましょう。

問2と問3は、実は明確な配点がわからない場合があります。問2は記号問題であれば予測は大方できますが、問3は部分点があるということしか分かりませんでした。

また、問3の方が仕訳を中心とした問題になっているかつ、穴埋めによる部分点がもらえるため、最後の合計金額がピッタリと合わなくても点数はそれなりに稼ぐことができます。僕も実際、試験当日は合計金額が合わなかったです笑

問2は知識問題も絡んでくるので、ある程度解ける!くらいのノリで大丈夫だと思います。配点が1番低いので、そこまで力を入れて対策する必要は無いと思いました。


•使用した教材と実施した勉強法


•使用した教材


•スッキリわかる日商簿記3級



1番初めに手に取ったものをそのまま使いましたが、とても理解しやすかったです。あとゴエモンなどの登場人物もかわいい笑
絵を見てると癒されるので、個人的にはとてもおすすめです笑


初めに簡単な具体例を示しつつ、どのように仕訳するか、というわかりやすい構成でした。とても良いテキストだと思います。

「この項目が出てきたらこうやって捌きましょう」というパターンで覚えていくテキストなので、問題演習で躓いても該当箇所に戻ってもう一度勉強できるという点が素晴らしいと思いました。


•スッキリうかる日商簿記3級 本試験予想問題集

上記のテキストと同じ系統の問題集です。
正直、予想問題集などの演習教材はどれを選んでも大丈夫な気はしますが、解説などがわかりやすかったためこちらを採用しました。

たくさん演習できるのがありがたい!!


•仕訳問題練習アプリ

これが1番重要です。無料でも良いアプリは沢山あったので、自分が気に入ったものを絶対にインストールしておくことをおすすめします。
どこでも練習できるのは本当にありがたいです。解説まで豊富なものもあり、とても助かりました。

昼休みの暇な時間や通学中の電車の中など、隙間時間はほとんどアプリを使って問題を解いていました。弱点やど忘れしたところを思い出すのに最適でした。

•勉強方法について


以下、僕が実施した勉強方法を記していきます。

•テキストを使ったインプット3割、問題集や過去問などの演習でアウトプット7割のイメージで時間を割く。

•簿記は数学のような論理系ではなくテキストでルールを学ぶものであると考え、テキストを使ったインプットはさらっと流しつつ「こんな感じか」程度で覚えていった。

•とにかく問題を解いて定着させていく。「テキストまだ一周してないから…」は関係ない。あらかた覚えたり、アプリ等である程度仕訳が出来ていれば、問題演習を実施して良い。

•問題集をもったいないと思わない。意外と解くのに必要な知識が偏っていると感じたため、見直しで間違えた問題を次回以降間違えなければOK。得点だけ出して放っておくのが一番もったいない。

•転記ミスに要注意。借方、貸方は演習中に逐一確認するくせをつける。

1回間違えた問題をまた間違えない、ということやケアレスミスは当たり前ではありますが、とても大事なことです。

最終的にはそのルールを知っているか知っていないか、ということに収束します。数学に必要な細かい計算は特にないので、「この用語見たことねえ…」って状態にならなければ大丈夫です!

また、私は筆記試験だったのでメモ書きが出来ましたが、パソコンで受ける形式はメモできるかどうかが把握しきれませんでした…すみません…
問3はスマートに仕訳メモを書けるように練習しておくと◎!


•最後に


実際に僕が受けた時の点数


いかがでしたでしょうか。

モチベーションをうまく保ちながら勉強していくのはどんな状況においても難しいですが、僕自身「お金を払って受けるのならば…」という気持ちで始めのほうは勉強していました笑

1ヶ月で合格した、と書きましたが、もちろん勉強時間は(なまけないのであれば)長いほうがいいです笑
あくまで「どのような手順を踏んだか」ということを参考にしていただけると幸いです…!

この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

簿記3級合格に向けて頑張ってくださいね!応援しています!


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