【現代版】ベッドの下の男(ホラーショートショート)

女子会の帰りに一緒に飲んでいたB子を家に泊めることになった。
まだ飲み足りなかったB子はコンビニでしこたまお酒を買い込んでいた。
どうやら彼氏に対する愚痴を聞いてほしいらしい。
角部屋で隣も空室な私の家なら朝まで騒いでも良いと思ったのだろう。


帰宅して、私はベッドの上、B子は地べたに座った。

「あっ!さっき撮ったみんなの写真エアドロで送るね!」
ありがとうと言って私もスマホを触った。
途端B子の顔が青ざめた。

「もう一回コンビニ行って良いかな…?場所分からないから一緒に着いてきて…」

半ば強引に外に連れ出された。
しかしB子は先ほどのコンビニではなく駅の方に向かっている。


「コンビニそっちじゃないよ?」


「…駅前に警察あったよね?さっきエアドロで送ろうとした時あなたじゃない人の名前が出てきたよ」