見出し画像

~~波待ち日記~~女性サーファーへの憧れ

12月12日(土)仙台新港、サイズモモ~腰。気温は3℃。北西の風が吹いていたが、それ程寒さは感じない。今日は単身赴任先の仙台から福島の自宅に帰る日だったので、海に入ってから帰宅することにしていた。朝一はあまり人が多くなかったので、いつもはポイントの南側の端っこにポジショニングするのだけど、思い切ってローカルが多い北側にパドルアウト。


画像1

今日の仙台新港の様子。漁船が近くに来ていた。

見た目どおりパワーの無い波。入水から数本のテイクオフをしたものの、なかなか乗れる波が来ないわ。。。


そして私の波待ちが始まった。


朝の挨拶

仙台新港は東北一のサーフタウンである仙台市のメジャーポイントです。そして仙台市は東北で一番発展した都会。サーファーも老若男女、様々な人がいます。私は平日の早朝に海に行くことが多いので駐車場や海で会う人に挨拶をしますが、仙台のサーファーは皆、笑顔で「おはようございます!」と爽やかな挨拶を返してくれます。東北一の都会とはいえ、このあたりがまだ田舎の良さを残している部分なのかなーと感じています。ただ一言のやり取りですが、このコミュニケーションは私の波乗りの楽しみの一つでもあります。


女性ローカルサーファー

最近、会えば毎回挨拶をするローカルサーファーの女性がいます。歳はたぶん私と同じくらいでしょうか。彼女は海でも駐車場でも周りをよく見ていて、近くにいる人には笑顔で挨拶をするとっても感じの良い方です。周りのローカルの方々からも慕われているようで、彼女のいる場所はいつも明るい会話と笑顔で溢れています。海では積極的に波を追いかけ、たまたま私と同じ波をキャッチしようとして二人で取り逃してしまったときには「ああ!今の波、もったいなかったですね!!」と声をかけてくれたりしました。別な日にライディングを拝見したことがあったのですが、波に合わせたスムースな波乗りで、女性らしい、力に頼らないスタイリッシュなサーフィンでした。
他にも毎回見かける女性サーファーも何人かいて、朝日に照らされながら一生懸命に波を追いかける姿はとても美しいと感じています。


女性サーファーへの憧れ

日本の女性サーファー人口がどれくらいるのかは分かりませんが、海で見かける女性サーファーは男性サーファーに比べると本当に少ないと思います。東北に限って言えばサーフィンという遊び自体がマイナーだし、サーフィン業界全体も男性に向けたマーケティングがメインであることも女性サーファーが少ない要因なのかなーと思ってみたり。
私が海で見かける女性サーファーは、波に合わせた波乗りが上手い人が多くて、テイクオフのポジショニングや波の力を上手く使ったライディングなど参考になる部分がとても多いです。私も含めて、男性サーファーはパドリングもライディングも力任せで、波に合わせるよりも自分のやりたい動きをやってしまいがちな傾向にあると思います。一方、女性は男性よりも波のパワーを上手く使った軽やかな波乗りをする傾向があります。これは海に限らず、陸での日常でも同じような傾向があるのかもしれない。
私は見た目、坊主頭でゴリゴリの男性的サーフィンをやりそうに見えますが、目指しているのは女性的な軽やかなサーフィン。いくら目指しても女性になることはできないので、せめて、穏やかで柔らかな動きやスムースなライディングという部分だけでも女性サーファーのようになりたいなーと思っております。


おそらく今、世界で一番サーフィンが上手な女性、ステファニー・ギルモアさん。もう、憧れしかありませんわ。



最後に

私は普段から手芸や料理、お菓子作りなどを楽しんでいます。これらは日本においては女性の趣味として認知されているものだと思いますが、普段から私は女性の『人生・生活の楽しみ方』に憧れを持っていたこともあり、母やカミさんの話を聞きながら編み物なんかを始めるようになりました。これは個人的な意見ですが、日本では女性のほうが男性よりも日常そして人生を楽しむことに長けていると感じています。海で見かける女性サーファーが明るく楽しく素敵に見えるのは、おそらく、サーフィンや海で過ごす時間を心底楽しんでいるからではないかなーと思っています。

海でも陸でも、私は女性に憧れる。

海でもっと女性がサーフィンを楽しむ姿が見たい。そうすれば、海はもっと多くの人の笑顔で溢れる場所になっていく気がします。

サーフィンに限った話ではない。性別にとらわれることなく、自分自身が幸せに生きることを追求できる世の中であって欲しい。

以上、私の個人的な願望のお話しでした。


おわり




サポートいただけたら、デスクワーク、子守、加齢で傷んできた腰の鍼灸治療費にあてたいと思います。