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大人の文化的波乗り合宿

今朝起きたら窓の外は雪景色。ストーブを出して、タイヤ交換を済ませて、心も体も冬仕様なノックです。

さて、noteをお休みしていた11月上旬、週の真ん中に文化の日の祝日が挟まったので、その日は自宅に戻らず仙台で過ごすことに。同じ単身赴任中で波乗り仲間のMさんも自宅に戻らないとのことだったので、これはチャンス、早朝の時間を使った3日間の波乗り合宿を計画、実行しました。


スケジュール

Mさんと私は、平日、都合が合う日に早朝サーフィンに行っています。祝日の11月3日が水曜日だったので、「久しぶりに3日連続で入りましょう!」ということで、合宿形式に。とは言え、2日、4日は仕事なので早朝の1時間だけ海に入ります。3日祝日は1日フリーなので、午前中2時間を目標に入ることにしました。場所はいつもの仙台新港(蒲生)、祝日は少し離れた宮城県南部の海岸。合宿と言いつつ、どこかの宿泊施設に泊まるのではなく、朝、海に入って社宅に帰ってそこで寝るという朝だけプラン。それでもサーフィン復帰後、3日連続で海に入るのは初めてなので、体力的な不安を抱えながら初日を迎えました。



DAY1

1日目。夜明け前に社宅の駐車場に集合し、いつもの仙台新港に向けて出発。駐車場に着いてもまだ暗いが、駐まっている車の台数から、小波であることが予想される。早速波チェック。


海上がりに撮影。


予想通りの小波コンディション。これは河口マジックを期待して少し歩くしかないな。選んだ板は、こんな日のたにめ準備していた中古のロングボード。


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南相馬産


ネットで見つけて、関西から福島に呼び戻しました。EPS製で身体の小さな私にもコントロールしやすい。長めのファンボードって感じ。Mさんは使い慣れたフィッシュテールのショートボード。河口の波は小ぶりながら綺麗に割れていて、大きめのセットを選べばインサイドまで楽しめました。合宿1日目としては上々の滑り出し。体力的にも最小限の消耗で済みました。1時間でサクッと上がり、社宅に戻ってそれぞれ仕事へ。


DAY2

2日目。この日は普段は行かない南のポイントへ。はじめは阿武隈川河口のポイントをチェックするが、そこはクローズ寸前の荒れたコンディション。昨日ち打ってかわっての様子に驚かされます。ちょっと身の危険を感じたので、そこからさらに南下して、福島県境、山元町のポイントへ。美しい朝焼けを見ながら波チェック。


波数が多い。


ハードコンディションなのは同じだけど、こっちなら何とかゲットできそうだ、、、なんて考えは、押し寄せる波に打ち砕かれる。私は大きい波にも対応できるミッドレングスで入ったものの、漕いでも漕いでもミドル付近のブレイクラインを越えることができない。Mさんは上手く流れに乗ってアウトに出ていたが、激しい波を見てすぐに戻ってきた。Mさんと私は一度岸に上がって、ゲットできそうな流れを探す。南から北への流れに乗るために、ヘッドランドの南側からパドルアウト。数十回のドルフィンを経てようやく沖に出れた。僕もう疲れたよ。Mさんはゲットを諦め、カメラを持って撮影体勢に入った。

アウトは誰もいない静かな世界。たまに来るセットは頭オーバーだけど、そのウネリに揺られるのは大きな揺りかごの上にいるようでとても落ち着く。いや、せっかくアウトに出られたので、数本は乗りたい。気合いを入れ直してピークに移動し、セットに果敢に挑んだ結果、、、


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撃沈


波に巻かれた時に、板が右肩に当たって超痛かった。1本くらい乗らないとゲットの苦労が報われないし、カメラを構えているMさんにも申し訳ない。場所を移動して形の良い波を狙う。グーフィー方向へ数本乗って、ラストの波。体力的にも限界だったので、小さめのセットを狙う。


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体が遅れてストール気味になった結果、波はチューブに。これがメイクできたかどうか、、、みなさんの想像にお任せします。そしてMさん、撮影ありがとうございました!



DAY2 午後の部

文化の日で祝日だったのでMさんも私も自由の身だったのですが、Mさんは予約していたはり治療へ。私は部屋に戻って一休みし、午後はピアノを習い始めた次男に買ってあげる予定の電子ピアノの下見に仙台駅前の楽器屋さんへ。ついでに私も再結成したバンドの練習のため、ドラムスティックとメトロノームを買ってくる。しかしなあ、電子ピアノもいろいろありますねえ。


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迷います。


その後も時間があったので何しようか迷った末に、社宅近くの宮城県美術館に行ってみようと思い立つ。近くに住んでいると、意外と行かないものです。ここにも十数年ぶりに行きました。この日は文化の日ということで、常設展が無料。もちろん、お金を払って特別展も見ます。大人ですから。


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外観


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特設展は、改装中のフランス、ランス美術館の所蔵品の展示、『風景画のはじまり コローから印象派へ』。最近、山田五郎さんのYouTubeにハマっているので、いつもより興味深く鑑賞することができました。

常設展も良かった。高橋由一、竹久夢二、クレー、カンディンスキーの絵画やロートレック、ミュシャのポスター、ピカソの版画などを見ることができました。オスカー・ココシュカの挿絵が印象的だったなあ。宮城県出身の彫刻家、佐藤忠良の記念館も久しぶりに見て、作品の存在感に圧倒される。小さな子どもの像も可愛らしかった。

最後に外の『アリスの庭』も散策。楽しい像がたくさん。

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北庭の落葉掃除


最後に夕焼けをバックに佐藤忠良の『帽子・立像』を見て終了!2時間たっぷり楽しみました。


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仙台にお越しの際は、是非お立ち寄りください。


※宮城県美術館の詳細はこちらです。



DAY3

3日目、最終日。この日は仕事だったので、朝一で近場の仙台新港へ。この日はサイズは残るも、潮が多くて割れにくいコンディション。この日は久しぶりに5’6の小波用EPS板でGO。



この日も良い波を求めて河口まで歩きます。人も少ない方が気持ち良く波乗りできますからね。Mさんは3日間同じ板に乗り。私は3日とも違う板で乗りました。最終日はちょっと疲れが出たのか、私はなかなか波をキャッチできず。途中、波に巻かれて今度は左手の二の腕あたりに板が打つかる。超痛え。二の腕、ぶんず色になった。それでも最後は形の良いグーフィーを2本メイクして終了!Mさんは前日の分を取り戻すかのように波に乗りまくり、充実の3日間は終了。私たちは燃え尽きた状態で仕事に向かいました。



おわりに

いい歳したおっさん2人の波乗り合宿は、記念になる写真と私の肩と腕の痛みを残して無事(?)終了しました。若い頃は休みを合わせて2泊3日で遠征に行ったりしてましたが、今はお互い家族との予定もあったりするのでなかなか遠征までは難しい。朝だけプランでしたが、こうして3日間続けて海に入れたことを嬉しく思います。文化の日には楽器に触れたり、絵画や彫刻を鑑賞したりと、充実した時間を過ごせました。たまには1人で過ごす休日も良いものですね。また機会があれば、他の美術館や博物館にも行ってみたいですね。

本格的な冬を迎え、海から山に活動の場を移したいと思います。昨シーズンはあまり行けなかった家族スキーも、今シーズンはたくさん行けると良いな。


おわり

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