ロバを担いで歩く者

ひと月くらい前に「自分に厳しすぎるのもストレス。副腎のために昼寝、二度寝上等」という栄養士さんのビデオを見て、朝は目が覚めた時に起きるを実践していた。丁度布団の暖かさが心地良い時期なので、大体4時に起きていたものが、5時、6時、ついに7時に起きるようになり、これは快適だと思っていたら、その分深夜に一度目が覚めたらしばらく眠れないようになってきた。流石に7時に起きるようになってきた辺りで、朝の日課や作業の手付かずも溜まってきて罪悪感を覚えるようになってきた。

どうしたものかと思っていたら、今度は「遅起きはレムとノンレム睡眠のバランスが崩れるので同じ時間に起きるベシ」というビデオに出会い、今日は以前の4時に起きてみたが頭が動かない。しかもおすすめは「布団では寝るだけにして、他のことはしない」だと言う。一日のアレコレが終わって、布団でビデオを見るのが楽しみなのに、ふうっ、やってみるか。

これでは、これもやっぱりビデオで見た、「ロバを兄弟が引いて歩いていた話」のロバがいるのに誰も乗らないなんてと言われ弟が乗り、歳上を蔑ろにするとはと言われて兄が乗り…の例えみたいだなぁ。自分がなにをしたいか、どれを選べば自分の体にいいのかを選ぶのは今の情報の多い時代にはとっても難しいことなんだなぁ。腸との対話をしてみようと、時々おへその下に集中しようとしても、頭が冴え過ぎて直ぐにあれこれ考え始めてしまう。そこで今の状況を書き出したという次第だ。

ここで一旦書く手を停めて、モニターも消し、心を落ち着けてみることにする。

やってみた。腸と対話すると「まずお湯を沸かして」と言う。沸かしてカップに入れて今は手元にある。そうだった。昨日なにかの食べ物に当たって(そんなことは随分長い間なかったから驚いた)今朝もまだ本調子じゃなかったのだ。フゥフゥしながら少しづつお白湯を胃に入れるのは気持ちがいい。このままじっくり慌てず四時起きを戻そうかな。その分、寝るまでのルーティンは机でやって、八時に布団に飛び込み、睡眠の質を上げるのだ。

しばらくやってみて、結果をまた書きたいと思います。ここまでお付き合い下さってありがとうございます。どうか良い一日を。

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