日記｜風に翻弄される、ていねいな暮らし

2022年9月16日

飛んでく飛んでく！

最近家にいることが多いので洗濯物をそとに干すようになった。
季節的にも朝干せばお昼前にはとりこめるし、夜干したら朝にはとりこめるので大変ありがたい。
（前職の時は、帰ってくるのがおそいので基本室内干し。おそい時間に洗濯機が回せず、夜干すなんて絶対できなかった）

だけど、最近異様に風が強くてまいっている。
洗濯物が風にふりまわされて、あちらこちらに動きまくる。
固定できないハンガーなどは確実に飛ばされるので、ハンガーをクリップで固定する。ちょっとでも襟ぐりが広いものは振り落とされるのでクリップでさらに追加固定。地味に手間がかかる。

先日はタオルラックをベランダに出し枕をのせて天日干ししていたら、風に飛ばされ大変な目にあった。
今日も干したタオルが風に翻弄され、窓にバシバシあたってくる。
（アパートの物干し位置って、異様にまどに近い）
洗濯物ははやく乾くし、心地いい風は大好きだが、ここまで強いと恐怖すら感じる。自然現象って人間なんかにはコントロールできない、時にはやさしく時には怖いものだ。

めざせ、ていねいな暮らし方

仕事を辞め時間的にも気持ち的にも余裕ができて、暮らし方が変わってきた。
仕事をしていた時は、掃除は週末するだけ、物はとりあえず山積み。衣服も通勤のときに着るものはほぼ決まっていたので、３日分のコーディネートを「今日着る」「洗って干してる」「明日着る」とぐるぐる動いていただけ。（仕事は制服があったので、これも通勤服と同じルーティーン）
こんなに物があるのに、日々動いていたのはごく一部だったように思う。
それだけ余計な物があるということだし、それだけ家でなにかをする気力も体力もなかった。

退職後、なんどか大掃除を行った。
まずは服。
収納場所の関係で季節感ごちゃまぜでただ押し込んでいたため、なにがあるのか把握できていない魔窟。一度すべて一箇所に集め、所持している量を目視で確認したらびっくりするほど多かった。
そこから１年以上着ていない服は捨て、似たような服は吟味して１着だけのこして捨て、年齢的に体型的にもアウトな服は捨て。
かなりすっきり！
（冬物アウターはかさばるので全捨てしたくなったけど、思いとどまって必要最低限残した）
持っている服で生活できているのだから、「もし新しい服を買ったら１着捨てる」という数をふやさないルールをつくりたいと思う。

次に小物類。
使った残りをまた使うかもと保管してしまう文具類、もらった試供品、興味本位で購入したもの、物ものモノ…これまた一箇所に集めて現状を目視で把握。どこにこんなに隠れていたのやら。
必要最低限を残しほぼ捨て。文房具は「入れ物を決めて、入る量まで」とルール決め。
すっきりしたと同時に、買い物する時本当にいる？と自制がかかるようになった。だって片付け大変だったし、ただ買ったことに満足してるだけということが多いから。気分や勢いだけでなく考えながら買い物しないとなー。

最後は本。
私にとって一番の問題がここ。読書がすきなので、気づくと大変な量になっている。漫画は電子書籍に切り替えられたが、その他は紙で読むほうが落ち着くし集中できる。そして好きな作品は何度も読んでしまう派なので、コレクションが増えていく…
私の生きがいなので、本だけは甘々の判定をしていく。
・好きな作家さんの本は保管。
・何度も読み返したいお気に入りの作品は保管。
・また読みたいと思っている本（主に自己啓発本）は、別に保管。
・もう読まないと言い切れる本は古本として引き取ってもらう。
と、選別内容を決めたまま進んでいない。
片付けあるあるの「読み出して手が止まる」のトラップに見事にひっかかっているせいだ。本に関しては判定甘々なので、特に改善もせずのろのろ進めている。

片付けをすすめて感じたことは、毎回ちょっとしたことを進めていればこんな事にはならなかったなということ。チリも積もれば山となるというやつ。
ひさしぶりに掃除したところも結構あって、埃が山と出てきた。
毎日余裕なく過ごしていると、見える範囲はすごく狭くなる。
トビラを開ければ視界に入るはずの山盛りのいらない物も、見えていなかった。そして見えたものも面倒臭がってそのままにしてきた。

最近は時間に余裕があるので、ていねいに暮らすことを心がけている。
バタバタと何かに追われてしていたことも、あえて時間をかけてゆっくりしてみる。そうすると今まで後回しにしてきたことも、自然にしようかなと手が伸びた。
洗濯機を回して、目に付いた洗濯機の汚れをさっとふく。
歯磨きをしたあと、洗面台を掃除する。ちょっと物をどかして棚の下を掃除したり、鏡の汚れも拭いてみる。
電気ケトルを使ったあと、コンセントを抜いておく。
床に落ちた髪の毛をみつけたら、あとでとせずその場で掃除する。
普通のひとには当たり前なことが、私にとっては意識しないとできないこと。時間のある今だから意識してやってみる。あたり前にできるようにルーティーンにしていきたい。